育毛剤QEPPERケッパーの効果を成分から検証する

QEPPERケッパー育毛剤

 

育毛剤QEPPER(ケッパー)。育毛剤としては決してメジャーではありませんが、レビューをしてほしいという読者からの依頼もあり、今回商品を取り寄せて検証をしてみることにしました。

 

育毛剤は星の数ほどある中で、どんな成分がどのような効果を発揮し、自分にとって使うべきなのかを見極めて使うことが大切です。たくさんの種類があるということは、それだけ様々な薄毛の状況にアプローチできるようになっているということ。

 

QEPPERケッパーはどんな効果があり、どんな薄毛の症状に効果的なのか?また、使うべき価値のある育毛剤と評価できるのかを詳しく見ていこうと思います。

 

AGAに焦点を当てた育毛剤とは違う効果

まずはQEPPERケッパーはどのような育毛効果があるのかについて。育毛剤として重要な成分からみていきましょう。

 

ケッパーの育毛効果の根拠ともなっているのが、IGF-1理論というもの。もしかしたら耳にしたことあるかもしれません。岡嶋研二博士が提唱する育毛理論で、髪の毛の成長を促す成長因子IGF-1の生成を、外部からの刺激で可能にしたというもの。

 

年齢とともに減る成長因子を増殖させることで、細く弱った髪の毛に対してアプローチできるとして、TVなどでも特集を組まれるような研究です。

 

岡嶋博士のIGF-1理論って結局どうなの?

 

IGF-1理論は、ネットでは効果のあるなしで評価が分かれています。評価が分かれるのは、あくまでも成長因子に焦点を当てている理論であるため、AGAと呼ばれるホルモンによる薄毛・抜け毛には効果が弱いとされているのが最大の理由。

 

効果ある人と無い人がいるのは、それぞれ頭皮や髪の毛の状況が異なるからにほかなりません。これはどの育毛剤、育毛理論においても言えるもので、万人に効く手法は全世界見ても確立されていないのです。

 

ただ、このIGF-1理論で本当に効果あるならばもっと色々な育毛剤として販売され、メジャーになってもおかしくないですが現状は否定派が多数を占めています。一般ユーザーの生の声はやはり厳しかったととらえるべきでしょう。

 

ケッパーの効果成分から使うべきタイプを検証

 

 

グリチルリチン酸2K、ジフェンヒドラミン塩酸塩(ふけ・かゆみ防止)、センブリエキス(頭皮血行促進)
ラズベリーケトン【香料】(IGF-1の分泌促進)、アロエエキス-2(頭皮の保湿)、海藻エキス【M-034】(毛母細胞活性化)、ビワ葉エキス(毛母細胞活性化)、チンピエキス(血流促進)、ショウキョウチンキ(血流促進)、ヒオウギエキス(脱毛予防)、冬虫夏草(脱毛予防)

 

成分としては少ないながらも、髪の毛に栄養を届けるための血行促進成分と、抜け毛を防ぐためのAGA予防成分もしっかり配合されています。それに加えて、IGF-1促進成分を独自配合しているのが特徴です。

 

ケッパーを使う価値がある人は、今までAGAに効くという育毛剤でいまいち効果がなかった人や、主に40代以降更年期における「成長ホルモンの低下」によって髪の毛が細く、抜けやすくなってしまった人です。

 

※20代前半から薄毛になるような若ハゲの場合はAGAによるケースが多く、AGAクリニックをまずは受診するか別のタイプのAGAの要因を抑制できる育毛剤を使っていくべきです。

 

使うべき頭皮の状況さえマッチすれば、理にかなった効果を発揮できる育毛剤ということを理解しておきましょう。

 

QEPPERを使ってみた感じはどうか?

 

 

ケッパーの育毛剤本体は、スプレー式になっており片手でも使いやすい形状。

 

頭皮全体に使いやすいタイプですが、育毛液自体はサラサラですから付けすぎると垂れてきてしまいます。できるだけ片手でマッサージしながら、適量を調整しながら使っていくと無駄がないです。

 

香料配合でやや香るがこれも意味あるもの!?

 

ケッパーは今主流の無香料の育毛剤とは違い、甘い香りがします。まるでケーキでも食べたかのような香りにははじめ驚きました。

 

一般に「香料」は育毛に関係ないものとして、不必要な成分は要らない!という立場をとってきた育毛課長ですが、ケッパーの香料に関しては根拠がある点を評価します。

 

香料は、IGF-1成長因子分泌を促す、ラズベリーケトンによるもので、化学合成されたものではなく育毛に関係のある成分であるということ。ただの香りづけではないので、根拠のあるものならば否定するつもりはありません。

 

ただ、甘いにおいが残るのは気になる人はいるかも。よくよく嗅げはヘアワックスなどの香りと似ており、オッサン臭いものではないため、朝塗っていくときにも気になるものではないと思います。

 

肝はQEPPERサプリの配合成分

 

 

ケッパーの肝となる、セットになっているサプリメントもチェックしておかねばなりません。

 

そもそもの岡嶋博士が提唱していたのは、カプサイシンとイソフラボンを併せて摂取することで知覚神経が刺激され、IGF-1成長因子の放出につながるというもの。サプリとして成分を取り入れる効果の方が高いと考えられます。

 

 

 

香辛料抽出物(カプサイシン)、大豆イソフラボン、黒豆大豆種皮エキス(アントシアニン)、ヘマトコッカス抽出物(アスタキサンチン)、ショウガエキス(代謝促進)、ギャバ(アミノ酸)、バナナエキス、ホエイペプチド(保湿力)

成分としてIGF-1の分泌につながるものと、栄養素がめぐって頭皮の環境を整え、髪の毛の成長しやすい土壌を作ることを目的とした成分が配合されています。

 

開けて意外だったのが真っ黒なカプセルタイプのサプリであったこと。育毛サプリは大半が錠剤タイプのむき出しなのですが、自然なままの成分を閉じ込めるならカプセルタイプが理想的といえます。このあたりもIGF-1理論へのこだわりを感じる部分ですね。

 

QEPPERケッパーを総合的に見てどう評価する?

QEPPERケッパー育毛剤を総合的に検証をしてきましたが、育毛剤としては効果の理論もしっかりとしているように見えますが、いまいち不明瞭であえて使うかといわれれば微妙と評価せざるを得ません。

 

特に男性ホルモンの影響を強く受けているAGAによる薄毛の場合には、効果がでにくいと感じられる部分は否定できません。

 

今まで使ってる育毛剤で一向に効果が出ない場合であるとか、ハゲは大丈夫だと思っていたのに年を取ってきたら急にヤバくなってきた気がする・・・というような状況であるならば、AGA対策成分を豊富に含むイクオス、医学根拠の論文が出ているリデンシル配合のリデンのどちらかをおすすめします。

 


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