アロメール育毛剤の成分と口コミから分かる効果
育毛剤は星の数ほど売られていますが、その中でも飛びぬけて安く販売されているものもあります。
効果を追求するあまり1万円以上するような育毛剤が増えているなかで、実売￥1,000円を切る価格で手に入るのが、薬用育毛アロメールという育毛剤。柳屋本舗という会社が販売しており、育毛剤としては販売歴が長い老舗メーカです。
アロエといえば最近の研究により保湿以外のアロエの育毛効果も明らかになってきており、今後注目を集めるのではないかと考えている育毛成分の一つです。
アロメールは名前の通りにアロエエキスを配合しつつ、医薬部外品育毛剤として認可を受けているだけあって検証してみる価値があると思いました。
実際に購入して成分をチェックしながら、使ってみたレビューも掲載していますので気になる方はご覧いただければ幸いです。
アロメールの全成分は？意外と添加物多し・・・
| 有効成分 | 酢酸トコフェロール（ビタミンE誘導体・頭皮炎症の抑制）、メントール（頭皮の血管拡張と血行促進） |
|---|---|
| その他成分 | DPG（保湿）、POE硬化ヒマシ油（界面活性剤）、アロエエキス-2（保湿・成長促進）、センブリエキス（血行促進）、ニンジンエキス（血行促進）、ヒキオコシエキス（頭皮の保湿）、クララエキス（頭皮の保湿）、BG（保湿）、パラオキシ安息香酸エステル（防腐・殺菌）、香料、pH調整剤、エタノール（防腐殺菌） |
アロメールの有効成分はシンプルです。頭皮の炎症を抑えて髪が育つ環境づくりに作用するものと、血流を促進して髪が成長する栄養を送る作用の2種。ただし、その他成分に含まれるセンブリエキスなども有効成分に記載される商品もあり、この辺りは商品の申請時に変わってくるようです。
アロエエキスが配合されていますが、アロエは優れた保湿力だけではなく、髪の毛の成長に必要な「成長因子」の分泌促進に貢献しているという研究データがでています。民間研究レベルとはいえ製薬会社が検証したデータであり、アロエを育毛剤に配合する根拠が明確になったともいえます。
どれくらいの量が配合されているかは、医薬部外品では記載義務がありません。アロメールにどれだけアロエエキスが入ってるかは検証できないのですが、パッケージの成分記載は配合量が多い順に記載するルールになっています。アロエエキスが上位にある点は評価できる部分です。
その他漢方を中心とした植物エキスで保湿効果を補助していますが、直接育毛に関わる成分の数は多くはありません。特にAGAに関して一定の根拠があるとする成分は配合されておらず、あくまでもまだ髪の毛がある人の抜け毛予防対策として使うべき育毛剤。全成分を見る限り、アロメールで生えるかどうかは微妙といわざるをえません。
残念なのは、あまり意味のない香料を配合している点と、パラベンという保存料が使用されている点。香料は育毛には関係なく、朝使って香りが残るのが気になる人にはおススメできない要素になります。保存料に関しては安全性は問題ないとする意見が多く、育毛課長としても成分劣化するよりはきちんと保全された方が良いという判断をしています。しかし、パラベンなしでも安全性をクリアした育毛剤がたくさんあるため、あえて使うかどうかは微妙。
成分としては決してダメダメと否定はしませんが、無香料でニオイを気にしない商品や、刺激ある合成保存料を排除した育毛剤が主流の中にあってアロメールはやや古臭さを感じざるを得ない成分構成です。
アロメールは実際に使ってみてどう？
薬用育毛アロメールを実際に使ってみたリアルな口コミをまとめていきたいと思います。
アロメールはしっかりとしたビン入り。1ビン辺り240ml入りと容量が多く、一般の育毛剤の約2倍。これで私は薬局で￥930円で売られているのを見つけたので衝撃でした。
育毛液は完全な無色透明で、サラサラの液体です。ベタつきはないのですが、髪が長い人は髪の毛が濡れやすいので、ハンドタオルを用意しておいて垂れた分をふき取る必要があります。
ビンのキャップを取ると、先が細くなったプラスチックのノズルがお目見え。直接ボトルを持ちながら、頭皮に付けていくタイプです。
アルコールの刺激はやや強めです。成分にメントールも入っているため、塗った部分はスースーします。傷やニキビがあるとアルコールが強い育毛剤はしみますので注意。
香りはグリーンフローラル・・・って言われても分かりにくいと思いますが、制汗デオドラントとかに似た爽快で嫌みの無い香りではあります。オッサン臭くはないのですが、個人的には育毛剤に香料は不要という立場なので評価は低めです。香りなどいらないからその分安くするか、他に効く成分入れてよっていう考え。
アロメールに関する総評
実際にアロメールを購入して使ってみましたが、個人的には使い続けるまではないと結論。
特にすでに薄毛になっていたり、増えてきた抜け毛に真剣に対策をしていこうという人は別の育毛剤を使うべき。安かろう悪かろうとは言えないですが、成分から見る育毛への根拠としてはややパンチが弱いのは否めませんでした。
ネットに投稿されたアロメールの口コミなどを見ていくと、必ずしも悪い評価なかりではないことも記載しておきます。頭皮が乾燥してカサカサ肌の人や、低予算で頭皮ケアをしていきたい人からの評判は良いです。
一方で本当に生やしたいと考えている人にとってはやや役不足という声が多く、使う人の状況と求める答え次第ということになります。
低価格の育毛剤はお金を掛けられない人にとって魅力ですが、堅実に育毛をしていきたいなら、成分はしっかりチェックしたうえで選んでいくべきです。
当サイトでは、高い安いに拘らず、様々な育毛剤を検証していますので、自分に合った育毛剤選びの参考としてご活用ください。