リアップリジェンヌの効果と女性の薄毛の関連性まとめ

リアップリジェンヌの効果

 

リアップリジェンヌは女性用としては数少ない「医薬品育毛剤」であり、日本皮膚科学会が発毛効果を認めたミノキシジル成分を配合した育毛剤です。

 

大正製薬から販売されており、TVCMも流れているので知名度は一番でしょう。薬局などでも誰でも買う事ができるもので、最近髪のボリュームが少なくなったり、お風呂などで抜けがが増えて不安という女性が使える育毛剤として販売されています。

 

男性と違って女性はホルモン系の育毛剤が使えませんから、必然的に選択肢は狭まります。今でこそ女性育毛剤の種類も増えてきましたが、製薬会社が作る根拠ある育毛剤としてリアップリジェンヌは抜け毛に悩む女性にとって有効な解決策の一つです。

 

この記事を読んでくれたあなたも、少なからず薄毛への不安や、すでに抜け毛が増えていて対策をしたいと考えてみてくれていると思います。

 

しかしリアップリジェンヌは全ての人に育毛効果があるわけではないことを知らない人は多いです。問題視されている副作用以外においても、使って効果が出る人とそうではない人に分かれることを知っておくべきなのです。

 

まずは効果がある女性の薄毛症状を確認

リアップリジェンヌは「壮年性脱毛」の治療薬として使うべき育毛剤です。

 

壮年性脱毛というと分かりにくいですが、主に30代以降において髪の毛が細くなってボリュームが減ったり、お風呂などで抜け毛が目立つようになる症状です。特に女性の場合は、分け目の部分や頭皮全体的に髪の毛が薄くなるため、「びまん性脱毛症」と専門的に呼ばれていたりもします。

 

壮年性脱毛の女性

 

女性の場合は女性ホルモンの働きで髪の毛を作る毛根の細胞が守られていますので、男性のように生え際や頭頂部が目立つほどハゲることはありません。しかし、加齢によるホルモン分泌の衰えや、細胞そのものの活動が弱まることで髪の毛が細くなってくることがあります。

 

リアップリジェンヌは主成分としてミノキシジルという成分を配合しています。ミノキシジルはもともと血圧低下の薬で、血圧を下げることで頭皮など末端の毛細血管を拡張して栄養不足を改善する働きがあります。

 

年齢とともに硬くなった頭皮の血行を改善し、毛根の細胞が正常な活動を取り戻すサポートする効果があるのです。

 

リアップリジェンヌはこうした壮年期(青年期以降)の自然な脱毛症を改善することを目的としているため、30代から40代で髪のボリュームが気になってきた人に対して有効な改善策となりえます。

 

リアップリジェンヌの副作用と使うべきではない人

女性の脱毛症で多くの人が悩んでいる、産前・産後のホルモンバランスの崩れによって起きる一時的な抜け毛対策にはリアップリジェンヌは使うべきではありません

 

リアップリジェンヌなら薄毛には何でも効くと思っている人が実際に多いのですが、大正製薬の公式情報においても注意書きで、妊娠者出産で薄毛になっている人は使ってはいけない(正確には使っても効果ない症状)として上げられています。

 

妊娠・出産による女性の薄毛は、一時的なホルモンバランスの崩れによるものと、栄養分を胎児や母乳に取られてしまうことが重なっておきます。このため一時的に抜け毛が増えても、自然と改善していくことが多く、リアップリジェンヌ以外の育毛剤を使うべきなのです。

 

副作用の危険性については、主成分であるミノキシジルの副作用についてでまとめています。

 

20歳以下の場合には臨床試験がされていないため使用禁止!

 

それ以外にも循環器系の薬を飲んでいる場合には頭皮に塗るリアップでも使えないので、薬を処方されてる人は必ず医師に相談をすべきです。

 

また、すでに薄毛が大きく進行してしまっている場合にも、リアップリジェンヌでは効果が期待できないとされています。下記の写真のように大きく地肌が見えている場合。

 

壮年性脱毛の女性

 

数少ない医薬品の発毛剤として売られてはいますが、進行しすぎた薄毛を治療するのが難しいのは男性用の育毛剤でも同じ。

 

ここまで進行した場合には、まずは薄毛治療を専門としているクリニックにて検査をしてもらい、必要であればリアップとは異なる病院独自の治療を受けるべきです。

 

薄毛治療クリニックは男性の薄毛だけでなく、女性の薄毛治療に力を入れているところがあります。まずは自分の頭皮の状況を見て、進行している場合には病院の先生に診断してもらってからにしましょう。

 

参考:ヘアメディカルグループの女性の薄毛治療

 

男性と比べて成分濃度が低いのは疑問とする理由

一つ腑に落ちない点があります。男性用のリアップX5と比べて、ミノキシジルの濃度が少なくなっています。

 

男性用リアップX5プラス・・・ミノキシジル濃度 5%
女性用リアップリジェンヌ・・・ミノキシジル濃度 1%

 

ミノキシジルはホルモンへの影響はないため女性でも使えるものですが、同じ育毛効果を求めるならばわざわざ男性用と分ける必要があるのかは疑問です。

 

男性用も、もともと1%というリアップリジェンヌと同じ濃度で始まっており、よく言われる男性は皮膚が丈夫だから・・・という理由ではないのです。

 

女性の場合は濃度を強くしなくても効果が出る、もしくは男性ほど深刻な薄毛にはなっていないため低濃度で改善できるとされていますが、髪の毛の成長の仕組みは同じなわけです。男性で5%という濃度の薬剤が使われているならば、女性用でも濃度の違いがあってもいいのではないか?というのが私の考えです。

 

ということを考えれば、結局は女性が使うことへの副作用などの影響がまだ詳しく解明されていないことの裏返しでもあり、あえて慎重を期すために濃度を低くせざるを得ないという考えにもなるわけ。

 

少し難しい話になりましたが、あえて1%濃度のリアップリジェンヌを使う必要があるのか?という疑問を提示せざるを得ません。

 

生えるまでに必要な期間と費用について

最後に、生えるまでに必要な期間として、どれくらいの間使い続けないといけないか?また、その間にお金は月額いくらくらい必要と見積もらなければいけないかについても触れます。

 

リアップリジェンヌは、日本皮膚科学会の育毛成分の臨床試験において、おおよそ改善するまでに1年間の使用を継続しています。髪の毛の成長サイクルは長いため、ある程度効果を得ようと思えば1か月2か月で改善するものでもありません。まずは3か月おきに経過を見ながら、使っていくことをおすすめします。

 

リアップリジェンヌは60ml入りの1か月ボトルで、実売¥4,500円~5,000円が相場。薬局などで値段が違い、楽天などのネットショップでもこれくらいの値段。

 

1年使い続けようと思うと、約60,000円の出費になりますから途中で予算不足でやめてしまうことがないように値段は把握しておきたいです。

 

リアップリジェンヌのまとめ

リアップリジェンヌについて、副作用は理解したうえで使うとしても、使って効果がある人とそうでない人がいる点についてをまとめてきました。

 

リアップリジェンヌは「壮年性脱毛」として、30代40代になって徐々に抜け毛や細い毛が目立ち始めた人に効果的な育毛剤です。

 

しかし、妊娠などに伴う一時的な薄毛には効果があまり期待できないし、薄毛の進行状態によっては効かないことも同時に知っておくべきこと。

 

さらに、男性用と分かれている点についても触れましたが、あくまでミノキシジルは「女性でも使える」というレベルの効果であるにすぎないと考えています。効果があるなら濃度を上げてもいいわけで、まだまだ分からないことだらけであるということを考えても、正直おすすめできる育毛剤ではありません。

 

特に、若いうちに発症しやすい薄毛や、産前産後の育毛ケアとしては一時的なものですから、気になるようであれば医薬品ではない育毛剤で、できるだけ頭皮に負荷をかけずに栄養補助をしていくべき。

 

育毛剤であれば何でもOKみたいなものではないと言うことを理解したうえで、自分に合った育毛剤選びの参考なればと思います。

 

女性用の育毛剤で口コミ評価が高いものを比較しました


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