抜け毛は1日何本までOK?ハゲるかどうかの判断基準

抜け毛

 

朝起きたときの枕元や、シャワーを浴びたときに抜け毛が多いと心配になりませんか?

 

ハゲを心配して育毛剤を使おうと思ったきっかけとして、「抜け毛が異常に増えたような気がする」と答える人が最も多いです。

 

育毛課長もシャンプーをした時にごっそりと抜けてことがあり、背筋がゾッとした覚えがありますが、実は一日で抜けても大丈夫な本数は決まっています。

 

抜け毛に不安を感じた時に気になるのが、一日に何本までの抜け毛なら正常範囲内なのか?ということ。

 

今のあなたは薄毛の危険があるのかどうかチェックしてみましょう。

 

髪の毛は一日何本抜けるものなの?

ヘアサイクル毛周期

 

人間の髪には1本1本に成長サイクル(毛周期)があり、髪が成長する成長期、髪の成長が止まる退行期、徐々に髪が抜け始める休止期があります。

 

成長を終えた髪の毛は休止期にはいると自然に毛根から切り離され、その下に再び新しい髪の毛の細胞が生まれてくるのです。この毛周期は正常な人で2年から6年単位で推移しており、一生の間に30から50回程度は髪の毛は生え変わっています。

 

つまり、髪が新しく生えるためには休止期で一度抜ける必要があるため、誰もが必ず抜け毛はあるということです。

 

人間の頭には約10万本の髪があり、このうち休止期の髪は全体の10%ほどを占め、おおよそ90日ほどかけて抜けていきます。

 

髪が1日で何本抜けるかの計算方法は全体の髪の量×休止期の髪の量÷休止期の抜ける日数で計算できます。

 

以上の情報を踏まえると、10万本×0.1÷90日=約111本/日

 

そのため、100本前後は髪が抜けても正常な範囲内と言えるので慌てる必要はありません。

 

また抜け毛が多くなる春や秋の季節はこれ以上に抜けることもよくあり、 一概に100本が正常とは言えません。

 

髪の量が多くて引っかかっていたり、髪を洗う時間がなかった翌日だったりするとまとめて髪が落ちる場合もありますので、場合によっては100~200本ほどまでなら正常と言える範囲になります。

 

抜けてしまうと危険な抜け毛パターンを知る

1日に抜けても大丈夫な髪の量が分かったところで、抜けると危険な髪の毛のパターンについても解説します。

 

よくよく考えてみれば、髪の毛が抜けるのは寝ている時やシャンプーの時だけではありません。気づかないだけで日常生活でも抜けているので、1日の正確な抜け毛の量を判断するのは困難と言えるからです。

 

自分が薄毛になりかけていて、ハゲるかどうかを判断するには抜けた髪の毛を集めてじっくりとチェックしてみましょう

 

根元にかけて細くなってる髪は薄毛の危険サイン

抜けた髪の毛を見てみると、根元には白っぽい毛根(毛球)がついていると思います。

 

ここで根元にかけて細くなって痩せているような状態であれば危険信号です

 

本来であれば根元から髪先までは太さは一定です。しかし根元にかけて細くなっているということは、髪の毛を作る毛母細胞が何らかの形で弱ってしまい、太い髪を作れなくなってしまっているということ。

 

髪を育てる栄養が足りていないのか、AGAといって男性ホルモンの一種によりダメージを受けている可能性が非常に高いのです。

 

髪の毛全体が短くて細い場合も、本来成長しきる前の成長期の段階で抜けてしまっていることになりますから、今後抜け毛が加速してハゲる可能性があると判断します。

 

急激に髪が抜けてる気がするときは様子を見る

今まで抜け毛など意識していなかったけど、最近急に目立つようになってきた・・・頭をちょっとさわれば抜けた髪の毛が手についてくると不安になる人もいるでしょう。

 

急激に抜け毛が増える場合はハゲが加速してるのでは?と思うかもしれませんが、落ち着いて抜けた毛の状態をチェックしたり、時間を見て抜け毛データをとっていきましょう。

 

春先や秋には一時的に抜け毛が増えやすいとされます。薄毛治療薬をを開発しているMSD社によると、9月10月に抜け毛が増える人が多いと言われています。育毛課長が以前カウンセリングへ行った薄毛治療院の医師も秋は最も新規患者数が増える時期と言っており、季節的な要因でも抜け毛が増えることもあります。

秋は抜け毛が増える?原因の検証と対処法

 

急激な抜け毛でも、数日でハゲ上がるってことはまずありません。1か月程度は様子を見つつ、日増しに抜け毛の本数が増えて歯止めが効かないようであれば、育毛に取り組んでいくようにしましょう。

 

抜け毛についての育毛課長のまとめ

ハゲは1日にしてならず。抜け毛が増えたからといってすぐに焦ることはなく、人間だれしも髪の毛は自然と抜けるものなのです。

 

ただし1日に200本以上抜けるような状態が続いたり、抜けた髪の毛が根元に行くほど細くなる様な状態であれば、髪の毛を作る「毛母細胞・毛乳頭細胞」に何らかの異常が出ている可能性が高いです。

 

放置をしていると知らない間に薄毛が進行し、気づいたらてっぺんが肌色になっていたり、剃り込みを入れたようなM字ハゲになる可能性もあります。状況を見極めて、育毛対策をするときには早め早めに行動するように心がけてください。

 


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