育毛トニックは長所を踏まえた上でも使わないほうがいい

育毛トニック

 

育毛トニックを使えば皮膚表面にあるバリア機能が失われ、皮膚としての働きが行えなくなり、「育毛」以前の問題に発展する可能性があります。

 

育毛トニックの主成分はアルコールと水が7割近くを占め、その他の成分が3割。アルコールは各主成分の浸透力を高める働きがあるため配合されていますが、その過程で皮膚にかかる負担が非常に大きく、肌の弱い方が使えば刺激を伴ったり、湿疹、皮膚炎等にもつながり兼ねません。

 

皮膚としての機能を失わせながら育毛効果を期待する、というのは矛盾した考えとも思えないでしょうか。

 

各種育毛剤にもアルコール成分は含まれているものの、育毛トニックのアルコール濃度は特に強力です。使用の際は最低限このリスクを頭に入れておいてください。

 

育毛トニックが世間的に広まった背景

現在薄毛に悩む男性人口は1200万人に上ると試算されており、うち7割の人が自分の髪に自信がない、もしくは毛髪が少ないと回答しています。近年ではAGAと呼ばれる男性型脱毛症が広く知られるようになり、治療のために通院し自由診療を行い莫大な医療費を費やしている人もいるほどです。

 

そもそも薄毛の原因には男性ホルモンの一種であるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化することで毛乳頭を刺激し抜け毛を促進させます。従って、テストステロンの分泌を抑えることができれば抜け毛や薄毛対策に悩まされなくて済むのではないかと思われがちですが、男性にとってテストステロンは筋肉量の維持・増大など男性的肉体形成に関与することや、闘争本能、やる気亢進といった男性らしく生きていくために必要不可欠なものなのです。

 

そこで「どうしたらテストステロンの分泌を保ちながら薄毛の対策ができるのか」という視点から、安価で手軽に始められる育毛トニックが各社から発売されるようになりました。リアップ、アンファー、サクセスなど名だたる育毛トニックを目にすると思いますが、そのどれも使ってはいけません。

 

育毛トニックが及ぼす頭皮への影響

そもそも「育毛トニック」とは製造メーカーによる造語であり、あたかも使用することで発毛を促す印象を我々に与えます。

 

しかし、育毛トニックの主成分は水とアルコールが50〜70%を占めているため、頭皮の弱酸性下にあるブドウ球菌などの常在菌を死滅させてしまい、頭皮のバリア機能を破壊する恐れがあります。もともと肌の弱い人などがこれらの製品を使うと更なる薄毛や抜け毛の進行を促進させてしまうため特に使わないほうがいいのです。

 

サクセスの刺激

 

セールでかえば1,000円以下と、安いので余裕あれば1本買ってみてください・・・。強烈なアルコールのニオイで、まるで消毒液を塗ってるような感じです。

 

あくまで育毛トニックは頭皮の血行を促進させるためのものであるため、すでに薄毛が進行してしまった部位にはあまり効果は望めません。育毛トニックを使用するぐらいなら、禁煙や食習慣の是正、睡眠不足の解消やストレスの発散など生活習慣を見直した方がまだ効果は望めます。

 

薄毛や抜け毛が気になり始めたら専門のクリニックや育毛剤の使用を検討し、育毛トニックは使わないほうがいいでしょう。

 

実はある。育毛トニックの長所〜経皮吸収力

しかし、育毛トニックやアルコール成分の全てが悪いわけではありません。育毛剤や化粧品の成分が肌に浸透することを「経皮吸収」と言いますが、それをサポートしているのがアルコールやエタノールなどの成分です。

 

例えばシャワーを浴びているとき、頭にかかった水が頭皮に吸収されることはありませんよね。滝に打たれて溺れるなんてこともありません。それは、人間が皮膚呼吸ではないので、「異物」と判断する外界のものは体に取り込まない仕組みになっているからです。

 

しかし、育毛トニックや育毛剤、化粧品などは肌にしみ込んでいきます。これは「皮膚から吸収される条件」をクリアしているため、成分を肌に浸透させることができているからなのです。その経皮吸収の条件の一つが「アルコール」です。

 

人間の肌に成分が浸透するルートは大きく2つ存在します。

 

一つは毛穴から、もう一つは角層の隙間を侵入のルートとしています。主に育毛トニックや育毛剤は前者、つまり「毛穴」を侵入ルートとして育毛成分を浸透させているのですが、アルコールは揮発性や温熱効果で毛穴を拡張させ、配合されている育毛成分の浸透をサポートしています。

 

二つ目に、血行を促進させ体内の栄養を頭皮へ送り込むポンプの働きもあり、アルコール濃度が高い育毛トニックでもその効果を期待することは十分可能なのです。

 

頭皮に異常もなく、完全に予防目的で使っていてまだ見た目にも全然はげていない人が使うのであれば、安価な育毛トニックは一つの選択肢かもしれません。

 

まとめ

このように、全く育毛トニックが悪者というわけではなく、デメリットや各種成分が持つ効果を理解した使い方を実践してほしいというのが今回のテーマです。

 

ただ育毛課長の個人的な見解としては、アルコールの皮膚への刺激が強く、長期的な育毛活動において育毛トニックを使うべきではないという思いは変わりません。「育毛効果」だけを求めて、髪の毛が生える土台(皮膚)をボロボロにする育毛トニックでは、育毛を成功させることはできないからです。

 

「ノンアルコールで無刺激」という育毛剤が主流になってきており、どの道お金を払うのであれば私は刺激の少なく、成分を多く含んだ商品を選びます。


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