プラズマクラスタードライヤーは育毛のために買うべき?

プラズマクラスタードライヤー

 

シャープが開発したプラズマクラスター技術が、頭皮のバリア機能を向上させて頭皮環境を改善し、育毛効果があることを実証した・・・。

 

育毛業界をざわつかせたニュースで見た人も多いのではないかと思うのですが、さっそくこの技術を採用して頭皮のケアに特化したスカルプドライヤーが販売されたので購入してみました。

 

プラズマクラスターの育毛効果実証に関してはこちらの資料を参照してほしいのですが、プラズマクラスター技術を照射した頭皮は、照射しなかった方に比べて3か月後の増毛本数が約2.5倍になり、統計学的にも優位な増加であることが確認できたとあります。

 

型番がIB-GX9Kというプラズマクラスタースカルプエステというドライヤーで、プラズマクラスターの照射機能に加えて頭皮のマッサージをする「かっさアタッチメント」が付いていたり、頭皮を傷めないための複数の温度調節ドライヤーモードを搭載することを売りにしています。

 

ぶっちゃけた話、育毛課長自身はあまりこの手の話は信憑性をもって捉えない派です。プラズマクラスターとかマイナスイオンは未だオカルト科学の域を脱せず、一部では強い否定派が存在する分野で議論が取り交わされているからです。

 

しかし、今回は統計学的なデータ資料も出ており、気になっている人も多いのではないかということで、実際にプラズマクラスタードライヤーは育毛のために買う価値ある商品かどうかを実践レビューしてみました。

 

プラズマクラスターIB-GX9Kのリアルな口コミレビュー

プラズマクラスタードライヤーIB-GX9K

 

さて、今回は2016年10月24日に発売したばかりのものを注文。ネットショップを吟味した結果アマゾンで23,000円で購入しました。実売24000円前後ですが価格は変動しているため、一つの参考として購入する際には目安とするといいと思います。

 

プラズマクラスタードライヤーIB-GX9K

 

パッケージはシンプルで、ドライヤー本体と、頭皮をケアするための「かっさアタッチメント」、セットのためのピンポイント用ノズルの3セット。

 

プラズマクラスタードライヤーと似た商品で、「ナノケア」という商品がパナソニックからも展開されています。マイナスイオンを使ったドライヤーは、実は昔からあったわけですがパナソニックの人気が高いものでした。

 

シャープのプラズマクラスタードライヤーは、頭皮ケアを補助する「かっさアタッチメント」をプラスして、従来のナノケアとの差別化も図ってきていることがうかがえます。

 

どちらを買えばいいか?という場合には、現時点で育毛や頭皮ケアに焦点を当てればプラズマクラスターに軍配が上がります。

 

プラズマクラスタードライヤーIB-GX9K

 

ドライヤー本体はいたって普通。特別に重くもなく、片手で使うにも持ち重りしないので女性でも使えますね。

 

プラズマクラスター機能搭載ってことで、もっと大きなボディを想像していましたが、イオン噴射ユニットは非常にコンパクトで、吹き出し口の出口下に装着されています。

 

プラズマクラスタードライヤーIB-GX9K

 

こちらが「かっさアタッチメント」を装着した状態。

 

「かっさ」って何?と思ったので調べてみると、プラスチックなどで肌をこすってリンパ節を刺激したりして血流を促進する美容手法の一つということ。よくある「美顔器」で顔をぐりぐりマッサージするのと同じ原理ですね。プラズマクラスタードライヤーでは対象が頭皮であることから、人間の手をイメージした形状で、マッサージをしながらプラズマクラスターをじっくりと浸透させる役割もあるということです。

 

プラズマクラスタードライヤーIB-GX9K

 

モードは複数種類ありますが、頭皮のケアを目的とするならばスカルプモード一択。スカルプモードは50度の温風に固定されるもので、熱すぎず頭皮に届くころにはちょうど体温と同じくらいになるように計算されたモード。

 

初めはアタッチメントを装着せずにビューティーモードで髪の毛をサッと乾かすといいです。アタッチメントをセットすると自動的にスカルプモードか低温モードになり、温度が上がりすぎるのを防止する仕組みになっています。

 

実際にスカルプモードで頭皮に風を当ててみると、じわっとぬるめの風がでてきて熱くも冷たくもないちょうどいい感じ。

 

ただここで注意点は、1日1回5分程度を目安に使ってくださいと注意書きがあります。闇雲に長くプラズマクラスター漬けにすれば髪が生えるってモノではなく、乾かすときには乾かした後で、適度にプラズマクラスターを当てていくということです。

 

プラズマクラスタードライヤーIB-GX9K

 

かっさアタッチメントの材質は固めのプラスチックで、指で押すと適度なしなりがあります。これで頭皮をぐりぐりするわけですね。ぐりぐりと言ってもドライヤーを大きく動かすことは無く、あくまでも髪をかき分けて地肌へプラズマクラスターを届けるのが目的。

 

生え際のアタリから少し力を入れつつ、頭頂部にかけて押し上げるようにして移動していくと心地よい風を頭皮に感じられます。

 

確かにスカルプモードで使っていると、乾燥して頭皮がキシキシとひび割れるような感覚がありません。もともと私は髪が長くない方なので、ドライヤーを使うまででもないと思い自然乾燥していましたが、プラズマクラスターで乾燥肌が少しでも落ちつくのであれば使い続けてみる価値はあると感じました。

 

プラズマクラスターの頭皮ケア効果の一つには、潤いを保って保湿する作用もあるとされているため、乾燥する季節で地肌の痛みが気になる人にも一定の評価は得られるのではないかと思います。

 

ただし、何度もいうようにあくまで体感レベルの話。1か月使ってみて頭皮の調子は良いのですが、具体的な原理がよくわからないというのは腑に落ちない部分でもあります。信じる者だけすくわれる?真っ向から疑う人にとってはただのドライヤーでしかないのは正直な感想として記しておきます。

 

口コミはどう?これを言ったら本末転倒ではあるが・・・

ネットの口コミでプラズマクラスタードライヤーのことを調べてみましたが、良くも悪くも普通のドライヤーという意見が大半。まあプラズマクラスターと言っても長期間続けないと効果は出ないわけですし、ちょっと買ってみて使った人がどこまで使い込んでるかはまだまだ未定。今後の口コミの集まりに期待といったところです。

 

しかし、これ言ったら終わりですが、「髪を乾かすのが目的のドライヤー」です。そもそも薄毛で髪がない人はドライヤーを使うまでもない・・・?髪が短い男性なら、ゆっくりタオルで水分を取って乾燥させるのが最も自然であるので、育毛のためだけにわざわざドライヤーを使うまでのものではないでしょう。

 

プラズマクラスタードライヤーは結局どんな人におススメ?

女性の髪

 

プラズマクラスタードライヤーで育毛ケアしていく価値ある人は、主なターゲットはやはり女性。髪のボリュームが減ってきた人や、肌の乾燥で地肌のかゆみやフケが気になる人の頭皮ケアとしては一定の効果を感じられる部分もあると思います。

 

また、まだ髪の毛は十分にあるけど、頭皮のトラブルを予防して薄毛へのリスクを減らしていきたいと考える男性にとっては、ドライヤーの買い替えの際にでも投資してみる価値はあると思います。

 

すでに薄毛で地肌が見えてるような場合には、ドライヤーの効果だけではどうにもならない点には注意。プラズマクラスターが優れているとしても、頭皮環境の改善効果にとどまります。細胞レベルで発毛できるという類のものではないので、過信して本来重要なことにお金が回らないのでは意味がありません。

 

現時点で育毛剤などを使っている人は、併用していくことで髪の毛が育ちやすい環境を作る一助になる可能性はあります。しかし値段が高めの高級ドライヤーだけに、どこまで投資するかはお財布と相談。育毛剤やクリニックでの治療予算を削ってまで買うまでのものではないでしょう。

 

育毛課長自身も引き続き妻とともに使い続け、メーカーの実験期間でもあった3か月をめどに頭皮の環境は体感できるレベルで変わるのかどうか?引き続き検証をしていきつつ、気になることがあれば随時追記をしていきたいと思います。

 

シャープ公式プラズマクラスタードライヤーのサイト


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