ポラリスNR10の良いところと悪いところの批評

ポラリスNr10

 

海外から個人輸入で手に入る育毛剤としては、最強とも称される育毛剤ポラリスNR10について思うところを書いていきます。

 

ポラリス育毛剤は簡単にいうと、医薬品成分ミノキシジルを高濃度で配合した塗るタイプの外用育毛剤です。

 

ミノキシジルというと、日本では大正製薬のリアップシリーズが有名。他にも海外品で、ロゲインなどが高濃度で配合している育毛剤です。

 

ミノキシジル16%という強力なポラリスNR10

ポラリスNR10はいくつかあるポラリスシリーズの中でも、16%という最高濃度のミノキシジルを含有しますリアップで最も強いリアップX5の濃度が5%であることを踏まえると、実に3倍以上という驚異的な数値を誇っているのです。

 

参考までに、現在販売されているポラリスシリーズの比較表を掲載。細かな比較検証については、ポラリス育毛剤の比較参照。

 

  ミノキシジル濃度 その他成分 特徴
ポラリスNR7 5% アゼライン酸2%、リンゴポリフェノール、アデノシン、Lリジン、オレアノール酸、ビオチン ポラリスのエントリーモデル。ミノキシジル濃度は5%だが、リアップと異なりクリームを塗るような使い心地の育毛剤。
ポラリスNR8 7% アゼライン酸5%、リンゴポリフェノール、アデノシン、Lリジン、オレアノール酸、ビオチン、銅ペプチド リアップよりも強いものを求める場合こちら。アゼライン酸は、悪性男性ホルモン抑制作用もあるとされる天然成分。頭皮への影響が心配な人向き。
ポラリスNR9 15% リンゴポリフェノール、アデノシン、プロシアニジンB2、成長因子、ビタミン群、リポソームカプセル ミノキシジル濃度を一気に上げた育毛剤。成長因子を配合しており、AGA意外の老年性脱毛などに相性が良い。
ポラリスNR10 16% フィナステリド、プロシアニジンB2、銅ペプチド、成長因子(VEGF)、アラントイン、コラーゲンペプチド、エラティン、ペプチド結合体、ビタミン複合体 最高濃度のミノキシジル。フィナステリドも配合し、育毛に良いものを詰め込んでいる。進行した薄毛に効果あるとの口コミが多いが、濃度が濃くてベタつきがひどい。
ポラリスNR11 12% フィナステリド、アルフォトラジオール、パンテノール、イノシトール、アセチルメチオニン、ポリソルベート80、ミリストイルペンタペプチド17 ポラリスシリーズの中でも使い心地がマイルドで、頭皮にかゆみが出たりする場合に使いやすい。液がガリガリ結晶化しにくい。

 

ポラリスNr10

 

ミノキシジルは頭皮の血管を拡張し、加齢や栄養不足で委縮している頭皮の血液循環を促進します。その結果、細胞が栄養をしっかり受け取ることができ、弱った髪の毛を成長促進できる作用が医学的に検証された成分です。

 

ポラリスNR10には、本来飲み薬として使うことが多いフィナステリドが配合されているのが特徴。フィナステリドは、男性の薄毛の8割の原因とされるAGAに有効な成分です。髪を作る細胞を委縮させて抜け毛を誘発する悪性の男性ホルモンの生成を抑制するため、現状では最も効果的であると

 

濃度が高いことに加えて、Liposphereテクノロジーという成分浸透技術を使っています。こちらは頭皮の皮脂の細胞の配列と、成分の形状をそろえることで浸透しやすくするというもの。頭皮に留まるだけではなく、しっかりと毛穴の奥に届くように研究されているのは評価できる部分です。

 

何でもかんでも良いものをブッ込んだという単純なものではなく、成分や浸透性にもこだわっているのは調べて持て興味深かった点です。

 

ポラリスNR10は頭皮の副作用に注意

16%という濃度はまず国内では認証されないであろう高濃度。そもそもミノキシジルは育毛用の薬ではなく、心疾患がある人の薬で、副次的影響として毛が濃くなったことから応用して使われているものです。副作用を逆に利用してしまったというものなんですね。

 

しかし、ミノキシジルは本来劇薬指定であり、作用が強い分頭皮への悪影響も少なくありません。ポラリスNR10を使うことにより、副作用として頭皮が赤く腫れてしまったり、炎症を伴ったかゆみが出る人が多いため、いきなりNR10から使いだすのは健全ではありません。

 

参考:ミノキシジル使う前に知っておくべき副作用症状

 

ある程度ミノキシジル育毛剤で頭皮に影響がない体質であることを確認したうえで、グレードアップをしていくのがベストな選択であると考えられます。

 

ポラリスNR10って実際使うとどんな感じ?

ポラリスNr10

 

ちなみに興味本位で私も買ってはみたものの、やはり個人的な体質としてミノキシジルは合わないようです。少し使っただけで頭皮がかゆくなってしまい、使ったあともう一度シャンプーで洗い流しました。

 

使い心地はまるでクリームを塗っているような感覚で、海外育毛剤独特な使い勝手ですね。垂れずに塗れるのはメリットでもありますが、髪に付くとべたつくので一長一短。

 

極めつけは、成分濃度が濃すぎるためか、乾くと結晶のようにザラザラしたものが頭皮に残るんです。薄く塗り伸ばす程度でもダメで、この辺は20年近く前に使ったことがあるロゲインなどと全然変わっていない印象。サラサラと自然な使い心地が好きな人には、ちょっと違和感があるかもしれません。

 

商品としては魅力的な部分ですが、個人的なレビューはあまりいい印象にならなかった点は容赦願いたいです。

 

以上を踏まえてポラリスNR10はどのような人に合っているかを考えてみると、

 

・ミノキシジルで頭皮に異常が出ない人で、
・薄毛で地肌がかなり目立ってきてしまっている人
・年とともに頭皮全体が薄くなってしまった人

 

医薬品成分であるため、ポラリスは発毛効果が期待できる育毛剤です。副作用が出ない体質の人が使えば、低コストで育毛をしていけるため、外部の評価サイトでも多く取り上げられている理由が分かりました。

 

補足:ポラリスNR10に乗り換える前に考えるべきこと

リアップなどミノキシジル配合の医薬品育毛剤で、思うように効果がなかったからポラリスNR10に乗り換えるという人もいます。

 

リアップで効果がなかったからと、高濃度のポラリスNR10に変えればいいのでは?と思うのはちょっと違う点も触れておきたいと思います。

 

リアップに関しても臨床試験の元、濃度を決めて販売されているわけですから、薄毛の原因にマッチしていれば一定の効果は期待できるものと考えられます。

 

しかし、効かなかったということはミノキシジルではあまり効果が出ない、別の薄毛の原因である可能性も考えるべきなのです。

 

ポラリスNR10が評判が良いからと言って安易に買ってみようと思うではなく、医薬品育毛剤を使うのであればまずは薄毛専門医にて検査を受けてからにするべきです。

 

結局効かない効かないというままに薄毛が進行し、時間とお金を浪費してしまうことにもなりかねませんからね。

 

病院で薄毛治療するとはどういったものなのか、こちらも併せて参照いただいたうえで使うかどうかを判断していただけたらと思っています。


ページの先頭へ戻る