フィナステリドとはどういった育毛効果があるのか?

プロペシア


医薬品育毛剤として厚生労働省に認められているプロペシア。アメリカで生まれた薬で、成分名はフィナステリドという薬品が使われている飲むタイプの育毛剤です。

このフィナステリドがどのように髪を生やすのに効果があるのかというと、髪を生やすのとは少し異なる作用をもたらします。

プロペシアの効果 


男性型脱毛症AGAの原因なるのは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(以下DHT)といわれるもの。これは同じく男性ホルモンであるテストステロンという男性ホルモンが、頭皮細胞内に存在する5αリダクターゼという酵素と結合することによって変化して生成されるのです。

プロペシアはDHTの発生原因となる、5αリダクターゼ酵素の活性を弱める効果を持ちます。男性ホルモンそのものを抑え込むわけではないので、人間の生体機能バランスに異常をきたすことなく抜け毛を防ぐことができるというものです。

ヘアサイクルの寿命


髪の毛は2年から6年という長い期間で成長し、抜けては生えるというヘアサイクルを繰り返しています。

ジヒドロテストステロンは頭皮の皮脂分泌を異常に活性化したり、毛母細胞の分裂を抑制してしまいます。その結果髪が成長しきる前に細胞が弱って髪は細くなり抜けてしまいます。

髪の毛が本来持つ3年間から5年近くになる寿命が短くなり、短期間で成長せずに抜けてしまうということが分かっています。

脱毛を抑制して髪の毛が本来の成長サイクルを取り戻すのにはジヒドロテストステロンの発生を抑えることが重要視されるということ。その抑制に最も効果があるのがフィナステリドで、5αリダクターゼ酵素呼の活性を抑制し、脱毛原因の発生を食い止めるのです。

抜け毛の原因がこのAGAであった場合には劇的な効果を発揮する為、専門に取り扱う発毛クリニックなどで多く処方されるようになってきています。

一時的なストレスによる円形脱毛や皮膚の病気による脱毛には効果がないため、まずは自分の脱毛がどのタイプであるのかを把握してから飲み始めることが大切です。

プロペシアの処方は皮膚科?AGAクリニック?個人輸入する?


あくまでも抜け毛の原因を減らすのが目的

ここまで解説して分かる通り、プロペシアの成分フィナステリドには、抜け毛を誘発する原因物質の排除する作用しかありません

ジヒドロテストステロンの影響が少なくなったところで、まだ細胞が元気に活性化する力があれば元通りに髪の毛は生えてきます。プロペシアだけでも髪を増やすことは可能でしょう。

一方で細胞が大きくダメージを受けていたり、薄毛の部分が大きい場合には、別途プロペシア以外の育毛剤などで効果を補ってあげる必要があるのです。

抜け毛の根本原因を断ったら、あとは髪の毛が育つための育毛剤を使うことで、早期に発毛を促進できるということです。

このためプロペシアを使う場合には、別途育毛剤を組み合わせて使っていくことで効果を高められます。プロペシアは飲むタイプなので、塗るタイプの育毛剤を使うと相性がよく頭皮のケアを合わせてしていくことができるのでおすすめです。

補足:女性は絶対に使用不可!触るのもダメ

プロペシア錠剤


フィナステリドの注意点は、女性は絶対に使えないことです。ホルモンに作用するということで、ホルモンバランスに敏感な女性は使えません。

箱の表面の注意書きにも、特に妊娠中の女性は触ることも厳禁とされ胎児の前立腺に影響を与える可能性があるということです。

非常に小さな錠剤ですので、子供のいたずらも細心の注意を払いましょう。どこかに転がしてしまってそのままにしていたり、机の上に放置は止めましょう。

プロペシアはどこで処方してもらうのが一番安いのか?


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