柑気楼かんきろう実際に使って全成分をレビュー

かんきろう

 

柑橘系の育毛剤の中でも歴史の古い、柑気楼かんきろうは実際使う価値ある育毛剤なのか?

 

実際に取り寄せてみて、使ってみましたのでどのような育毛剤なのかリアルな口コミレビューしていきたいと思います。

 

まずはかんきろうを購入したときの様子からレポートしていきましょうか。

 

かんきろうは「はぴねすくらぶ」の通販で購入できる育毛剤で、様々なバリエーションが販売されています。今回取り寄せたのは、かんきろう健露(けんろ)というタイプで一応シリーズのトップモデルと言う位置づけ。今はさらに進化した健露ゴールドも売っているのですが、そちらについてはまた後日レポートしてみることに。

 

かんきろうは「はぴねすくらぶ」の通販サイトで購入できるほか、楽天市場やヤフーショップにも出店しているのでどちらかでポイントがあれば使うことをおすすめします。今回買ったかんきろう健露は1本の価格は¥5,880円。初回に限りお試しのミニボトルも売っているので、まずは試してみたい人にもお財布には優しいです。

 


 

かんきろう2 かんきろう2

 

注文後の到着はわずか2日で届き、ワクワク感が消えないうちに届くスピード感は良いですね。

 

かんきろう本体に続き、育毛読本やはぴねすくらぶ通販の冊子などが入っています。

 

かんきろう

 

意外と大き目のボトルですが、これで120ml入りですから約1か月分の容量です。

 

柑気楼かんきろうはややとろみのある液が特徴

 

かんきろう2 かんきろう2

 

柑気楼かんきろうを早速開封してみると、スプレー式のノズルがお目見え。噴射の圧力はそんなに強くなくて、ピュッと少量ずつ出る感じです。たくさんで過ぎても髪の毛がぬれるだけなので、これくらいが調度良いですね。

 

シャーレに液を出してみると、薄く黄色がかった色をしているのが分かります。柑気楼かんきろうは無着色と言うことで色付けをしていないので、色そのものは成分由来のもの。主成分である柑橘系のエキスの色であることが想定されます。

 

この液がなかなか独特で、少しとろみのある感じで化粧水と乳液の中間くらい。柑気楼かんきろうは別のタイプでサラサラタイプもあるので、粘りのあるタイプが苦手な人はサラサラタイプを買うようにすると良いですね。

 

実際に頭皮につけてみると分かるのですが、人によってはちょっとべたつくと感じる人もいるくらいしばらくはヌルヌル感が残ります。乾燥肌が気になる人にとってはこの高い保湿力がしっとりとして使いがいがあるのではないかと。私は乾燥肌なので、カサカサしがちな頭皮にはしっとり残る感じが好感触でした。

 

ここまで使い勝手や使い心地自体は個人的になかなか良いのですが、ここで成分を見てみると・・・意外な事実が判明したのでここからが辛口なレビューも入ってきます。

 

柑気楼かんきろうの全成分を見てみると・・・

かんきろう2 かんきろう2

 

柑気楼かんきろうの全成分を表示した写真を見て行きますと、意外と複数の育毛成分を配合しています。

 

有効成分として、「グリチルリチン酸ジカリウム、センブリエキス、ニンジンエキス、dl-a-トコフェロール、2lアスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩」を配合しており、これらが医薬部外品の指定根拠となる効果成分。

 

かんきろう健露のメインの成分として使われているのが、青蜜柑エキス、ユズエキスと2種類の柑橘エキス。2種類は主に保湿力に優れて頭皮を引き締める効果として使われていますが、間接的に髪の毛が育ちやすい頭皮を作ってくれるもの。髪にハリがでるという効果も、しっかりした髪の毛が育つことによるものです。

 

その他に育毛に良い成分として、トウヒエキス、オレンジ油、ドクダミエキス、クララエキス、ビワ葉エキスなどの漢方植物エキスやビオチンを配合。

 

かんきろうで注目すべきは頭皮をしっとりとさせるための、ヒアルロン酸ナトリウムや水溶性コラーゲン液、パルチミン酸レチノ-ル、キサンタンガムを配合するなど保湿力を高めるための成分が豊富に使われていることが分かります。先ほど使ってみたときのヌルヌル感は、これらの成分によるものですね。

 

その他は溶剤としてのポリオキシエチレンヒマシ油、エタノールや、ph調整のためのクエン酸が使われていますが、最後に気になる成分が・・・。

 

かんきろうの成分のダメなポイントは、合成保存料であるパラベンが配合されている点。一時期パラベンフリーが話題となり、化粧品の安全性が問題化しましたが未だに使っている育毛剤を見たのは久しぶりのことです。

 

ほとんどの育毛剤が無添加を売りにしている時代です。これはややマイナス評価といわざるを得ません。

 

さらに惜しいのは、抜け毛の原因となる悪性の男性ホルモンの活性を押さえる成分が含まれていないこと。ホルモンといっても、副作用が無く女性が使える成分で抜け毛の原因ホルモンの生成を抑える成分を含む育毛剤は他にもたくさんあるのです。いくら頭皮を健康に保ち、栄養を送ったとしても根っこの部分がダメージを受けていては丈夫な髪に育ちません。

 

抜け毛・薄毛の原因がホルモン由来の物質によるものであった場合は、効果は期待できない育毛剤です。

 

かんきろうはガラス瓶に入っていて意外と重たいぞ

 

かんきろうって何とガラスビンのボトルに入っている育毛剤としては珍しいパッケージです。重厚感があって良いという意見もあるかもしれませんが、何せ片手で持って使うにはやや重たいと感じますね。

 

うっかり落としてしまったら割れてしまいそうでちょっと心配。育毛剤はそれほど時間かけて塗るものでもないし、こだわるところかどうか?といわれればそれまでなんですが、先に解説した成分の微妙さといい、イマイチ真剣に使うべき育毛剤ではないというのが本音です。

 

育毛剤の成分って今は本当にこだわって配合されており、無添加な育毛剤はもちろんのこと技術はどんどん進んでいます。ここであえて柑橘系の育毛剤にこだわる理由はないと思っています。

 

柑気楼かんきろうはこんな人になら使う価値あり

 

かんきろうは保湿力の高い柑橘のエキスとヒアルロン酸等の保湿成分が豊富で、乾燥する季節の頭皮のケアに使うのは最適です。フケやかゆみなどが出ている症状であった場合は、頭皮の炎症を抑えてハリのある健康な地肌を整えてくれる効果は期待できるものです。

 

実際に使ってみると分かるのですが、アルコール類は含まれてはいるものの、鼻に付けても気にならないくらい濃度は薄く押さえられているのが分かります。パラベンなどの成分に特別に違和感を感じないのであれば、乾燥する季節の頭皮の保湿ケアとして使っていくのが有意義な使い方になるでしょう。

 

こんな人は別の育毛剤を検討すべき

 

かんきろう健露はシリーズ随一の効果を持つ育毛剤として販売されていますが、最も重要な「抜け毛の原因となっている物質」を抑制するための成分が入っていないことです。このため男性型の薄毛症状であるAGAにより生え際や頭頂部が薄くなっている場合は効果は期待できません。

 

女性であっても産前・産後や更年期などのホルモンバランスが崩れて起きる薄毛にはアプローチが弱い育毛剤といわざるを得ないです。

 

抜け毛が大量に出てしまっている人や、既に髪の毛が薄くなって地肌が見えてきているような人には、残念ながらかんきろうは役不足と言う評価になります。

 

育毛剤を使うときは、使う側の頭皮や髪の毛の状況に合わせたものを使う必要がありますし、目的としている効果を発揮できる成分がちゃんと含まれているかどうか、懸念される添加物などは入っていないかを確認して買うようにしましょう。

 

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