夏の育毛を助ける旬の食材と栄養素を美味しく手軽に摂ろう

夏の育毛レシピ

 

夏は日照時間が長く紫外線による髪のダメージが大きい季節です。シミができないように皮膚の紫外線対策をしている人は多いですが、実は髪もしっかりとケアを行うことが大切です。

 

日焼け止めなどの予防も大切ですが、育毛には毎日の食事から摂取する栄養素は非常に重要です。なぜなら、髪を構成する細胞には血液からの栄養が不可欠だからです。血液は普段の食事に影響を受けるため、食事はヘアケアにおいて重要なポイントです。

 

この記事では、紫外線ダメージを受けた髪・頭皮をケアする旬の食材や簡単レシピを紹介します。

 

 

抜け毛や薄毛対策!8月が旬の食材と栄養素

夏になり、うだるような暑さが続くと食欲が減ってしまいがちです。しかし、夏だからこそおいしくて栄養価の高い“旬”の食材を積極的に取り入れて健康的に過ごしたいですよね。

 

強力な紫外線ダメージを受ける夏のヘアケアにおすすめの、8月が旬の食材として、カツオ・カボチャ・トマトをご紹介します。抜け毛や薄毛対策に、栄養たっぷりの食材を使ってみましょう。

 

亜鉛+高たんぱくで手に入りやすくなるカツオ

まず、8月の後半から旬を迎えるカツオです。カツオは亜鉛などのミネラルやタンパク質を含むのでヘアケアにおすすめの食材です。

 

亜鉛は髪の主成分であるケラチンを合成する働きを担い、髪の細胞を増やしてくれます。細胞の新陳代謝を活発にし、タンパク質の吸収を高めてくれるので、育毛効果が期待できます。

 

亜鉛が不足するとケラチンの合成が上手くいかず、薄毛や抜け毛の原因になります。亜鉛は男性に不足している成分なので、薄毛や抜け毛が気になる男性は積極的に取り入れたい食材です。

 

また、カツオにはタンパク質が含まれていますが、タンパク質もヘアケアにおいて重要な役割を果たします。髪の主な成分であるケラチンはタンパク質を原料に作られていますが、ケラチンを構成する物質であるメチオニンは体内で作ることができないため、食事からタンパク質を摂取することが重要なのです。

 

頭皮の血流促進や細胞老化を防ぐカボチャ

カボチャはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取することができます。この3つのビタミンは合わせてビタミンACE(エース)ともいわれ、抗酸化作用が非常に強く、細胞の老化を防ぐ働きをします。

 

ビタミンACEの3つを同時に摂取することでさらに抗酸化作用が高まるため、紫外線ダメージを受けた細胞の老化を防いでくれます

 

また、ビタミンEは抗酸化作用があるだけでなく、毛細血管を広げてより多くの血液を頭皮に送り、育毛に必要な栄養素を届けるサポートをしてくれます。

 

弾力ある頭皮を作るトマトの栄養素

トマトは西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。それだけトマトは健康の維持に欠かせない食材です。

 

トマトには抗酸化作用のあるビタミンAとビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンAは、頭皮や髪の健康を保つためには欠かせない栄養素です。細胞に潤いを与え、頭皮の乾燥を防ぎます。頭皮の乾燥は抜け毛や薄毛の原因になるので注意が必要です。

 

ビタミンCは頭皮の血行を促進します。また、コラーゲンの合成を補助する役割もあり、弾力のある頭皮を形成します。ほかにも、トマトの赤い色素成分であるリコピンにも抗酸化作用があり、紫外線によるダメージを軽減して髪を守ってくれます。

 

レシピ①カツオでタンパク質を補給!豆腐ソースで

カツオたたき

 

8月後半からが旬のカツオを使った簡単レシピです。カツオは髪の主成分であるタンパク質を含み、亜鉛などのミネラルも豊富です。また良質なタンパク質を多く含む豆腐と同時に摂取することで、パサつきのない髪を作るサポートをしてくれます。

 

【材料(1人分)】
かつお:1節
塩:少々
こしょう:少々
にんにく:1かけ
オリーブオイル:大さじ1
豆腐:1/4丁
・胡麻のソース
練りごま(白):大さじ1
はちみつ:大さじ1/2
塩:小さじ1/2
レモン汁:大さじ1
醤油:小さじ1/2
ベビーリーフ・アーリーレッド:適量

 

【作り方】
1. 豆腐はキッチンペーパーにくるみ、1時間以上水切りする。

 

2. 胡麻のソースの材料と1を一緒にフードプロセッサーにかける。

 

3. かつおに塩こしょうをすり込む。

 

4. フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを入れて火をつけ、香りが出たら、3のかつおを入れて、全面香ばしく焼く。

 

5. 4をスライスし、ベビーリーフとスライスしたアーリーレッドを添え、2のソースをかけて完成です。

 

お好みできざみネギや水菜を切ったものをちりばめれば、シャキシャキとした歯ごたえも楽しめます。

 

超手軽に考えるなら、カツオのたたきに小さく切った豆腐をちりばめて一緒に醤油やポン酢でいただくだけでもOK。カツオを食べるための薬味が豊富にあるし、豆腐の栄養素も一緒に摂取出来て育毛に良い食材を同時に食べれますよ。

 

レシピ②簡単カボチャスープ!カレー風味で食欲も増進

育毛剤

 

かぼちゃは育毛をサポートしてくれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取できます。また、牛乳を加えることでタンパク質も同時に摂取できる優れたレシピです。

 

【材料(2人分)】
かぼちゃ:300g
玉ねぎ:1/4個
水:1カップ
個形コンソメ:1/2個
カレー粉:小さじ1
牛乳:1カップ
バター:大さじ1
塩、こしょう:少々

 

【作り方】
1. かぼちゃは種とわたを取り水で洗う。

 

2. 1をラップに包み皮を上にして電子レンジに入れる。電子レンジにかけて加熱(600wで6分程度)し、皮をむいて1cmの厚さに切る。かぼちゃの皮は飾り用に取っておく。

 

3. 玉ねぎは皮をむいて繊維を切るように薄切りにする。

 

4. 鍋にバターとかぼちゃ、玉ねぎ、カレー粉を入れてさっと炒め、水、個形コンソメを加えて、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。

 

5. 4をマッシャーなどでつぶして冷ましておく。

 

6. 牛乳を加え、塩、こしょうで調味して冷蔵庫で十分冷やしておく。

 

7. 器に盛り、とっておいたかぼちゃの皮を飾る。

 

紫外線ダメージを受けて薄毛や抜け毛が始まってしまう前に、抗酸化作用のある3つのビタミンを意識して取り入れましょう。育毛効果だけでなく、かぼちゃはいろどりも鮮やかで食欲を増進させてくれます。

 

レシピ③トマトをオリーブオイルと一緒に!抗酸化作用がアップ

トマト

 

抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンCを豊富に含むトマトを使ったレシピです。さらにオリーブオイルに含まれるビタミンEにも抗酸化作用があり、細胞の老化を守ってくれます。

 

【材料(2人分)】
トマト:大1個
塩:適宜
オリーブオイル:大さじ1と1/2
パセリ:みじん切り少々

 

【作り方】
1. トマトはヘタを取ってひと口大の乱切りにして、ボウルに入れて塩をやや強めにふる。

 

2. オリーブオイルを加えて和え、5分~6分おいてなじませる。

 

3. 食べる直前にパセリを加えて混ぜる。

 

ビタミンEは一度効果を発揮したあとに自身が酸化されてしまうため、抗酸化作用を失ってしまいます。しかし、ビタミンCと同時に摂取することで、一度使われたあとも再び抗酸化作用のあるビタミンEに復活してくれます。トマトとオリーブオイルの組み合わせは、抗酸化作用をさらにアップしてヘアケアしてくれる魔法の組み合わせなのです。

 

夏に食べたい育毛に良い食事レシピまとめ

夏は紫外線の影響で髪のダメージが大きい季節。特に頭皮や髪は紫外線を直接浴びやすい部分です。日頃から気を付けていても日常生活で少しずつ浴びてしまう紫外線。紫外線ダメージにより乾燥し弱った頭皮では、健康な髪は育ちません。髪には自己回復力がないため、一度でもダメージを受けてしまうと自然に回復することはありません。

 

また、目に見える顔や腕などの皮膚と比べると、髪の紫外線対策は後回しになりがちです。だからこそ、体の内側からケアしてあげる必要があります。人間の体は食事から作られるというように、抗酸化作用や細胞を修復する作用のある食材を使ったレシピで、紫外線ダメージを内側からケアすることができます

 

今回紹介した、食欲が落ちやすい夏にぴったりの3つのレシピを使い、毎日の食事に、タンパク質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ミネラル(亜鉛)の栄養素をしっかり取り入れてヘアケアをしましょう。どれもスーパーマーケットやコンビニなどで手に入りやすい食材で簡単に作れるおすすめレシピです。しかも、どの料理も簡単なうえに、彩り鮮やかな旬の野菜が食欲を増進してくれます。育毛効果の高い旬の食材を上手に使い、おいしく健康的に、体の内側から髪を守りましょう。


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