頭皮がかゆい 改善

頭皮のかゆみはシャンプーで改善するか?


頭皮がかゆい、ついかゆくて頭をかいてしまうという悩みは育毛シャンプーで解決するのか?

頭皮トラブルの上位を占めているのが「かゆみ」を何とかしたいというもの。私自身軽いアトピー症状も患い、頭皮のかゆみやカサカサ肌に悩まされていたこともあって色々なシャンプーを使ってきた経緯があります。その中でかゆみを改善するために、
  • 頭皮のかゆみの原因は何なのか?
  • シャンプーに配合されているかゆみを引き起こす成分とは?
  • 育毛シャンプーはかゆみを治す救世主となるか?
  • かゆみを改善するために絶対してはいけないこと
という点について、蓄積した知識や経験をもとにまとめていきたいと思います。

頭皮のかゆみは何が原因??


そもそも「かゆみ」というものは何なのかを簡単におさらい。

人間の皮膚は外部からの刺激・ダメージに対する防御機能を持っています。傷を負ったところから刺激のある成分が進入したり虫に刺されて毒素が入ったりすると、「ヒスタミン」という成分が皮膚の表面に集まってきます。このヒスタミンは外部から進入してくる異物を排除する免疫機能の一つですが、外敵に対して毒となるだけでなく自分の皮膚までも赤く腫れて炎症を起こしてしまいます。このヒスタミンの分泌こそがかゆみの原因です。

この症状が過剰に反応するとアレルギーと呼ばれたりしますが、アレルギー体質でなくても何らかのきっかけで炎症を起こしてかゆみを引き起こすことがあるのです。

シャンプーに含まれるかゆみを引き起こす成分

先ほどの何らかのきっかけという話をしましたが、この引き金となるのがシャンプーそのものであることもあります。

シャンプーで懸念すべきは強い洗浄成分。硫酸系・スルホン酸と呼ばれる合成洗浄成分は頭皮のバリア機能となる皮脂までも溶かしてしまうので、外部からの刺激に敏感になりかゆみを引き起こす原因となります。かゆみは過剰なオイリー肌が原因というのは間違いで、バリア機能の低下による炎症であることが多いので、かゆみを気にする人はよく成分を確認する必要があります。

また強い洗浄力で皮脂を流しすぎてしまうと、乾燥した頭皮はバリア機能を回復する為により多くの皮脂を分泌してしまうことが分かっています。脂肌だからといってしっかり洗いすぎてしまうと、再び脂肌になる原因を作っているようなものですので、洗浄力が強すぎるシャンプーを使うのは考え物だということになります。

育毛シャンプーでかゆみが改善する?


育毛シャンプーは正しく自分にあったシャンプーを使うことでかゆみを改善することが可能です。

育毛シャンプーの効果は余分な皮脂と汚れだけを落とし、保湿成分や栄養成分を補給して健康な頭皮を作ること。他のシャンプーと違うのは、成分に炎症を抑える薬草成分や皮膚を活性化させる成分が多く含まれているのがポイント。自分の頭皮にあったシャンプーを使うことでかゆみの原因となる炎症を鎮め、健康な頭皮を取り戻すことができるようになります。

中には強い洗浄成分が入っているものもあるので注意!かゆみが気になるという人は頭皮が乾燥していることが多いので、洗浄力よりも刺激の少ないものを選ぶと良いです。

かゆいからといって絶対やってはいけないこと

シャンプーで洗っているときでも頭皮のかゆみが気になることがあります。

だからといって爪を立ててかいてしまうことは絶対してはいけません。爪によるダメージは意外にも大きく、頭皮の表面に細かな傷をつけます。すると傷から刺激成分が入ってしまい炎症の原因になるばかりか、細かなかさぶたができてフケの原因になります。細かいフケは毛穴を詰まらせたりして炎症を起こすという負の連鎖に繋がるので、グッとこらえて優しく洗い炎症を起こさないように徹底する必要があります。

いつまでたってもかゆみが治まらないという人は、シャンプーの成分・洗い方にどちらかに問題がある場合がほとんど。一度自分のシャンプーを見直してかゆみに真剣に向き合っていきましょう。
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