リンスの効果

育毛するならリンスは不要?

 

シャンプー後にリンスを使っている方は少なからず見えると思います。

 

今回はリンスの目的と効果を育毛の観点からおさらいしていきたいと思います。

 

まず「リンス」は英語でrinse。rinseを調べると「すすぐ」という意味があります。

 

昔のシャンプーは石鹸のようにアルカリ性成分であったので、弱酸性である髪の毛や頭皮とは本来相性がよくありませんでした。洗った後はキューティクルが壊れてしまい、髪が固くごわついていました。ごわごわした髪質を戻すため、シャンプー後には酸性の液ですすいで中和する必要がありました。これが名前の由来であり、目的ともいえます。

 

ちなみに石鹸で髪を洗っていたころは、酢で髪をすすいでいたそうです。髪はさっぱりしますが、香りはどうだったのか少し気になりますね・・・

 

次に、リンスの効果について考えてみましょう。

 

一般的な認知では髪がしっとりする、髪がまとまる。髪がからまない。などが思いつきます。

 

リンスの構成成分は油分や保湿剤(ほとんどはシリコン剤が使われている。そしてリンス剤などで、シャンプー後に使用することで髪を被膜で包み、水分が蒸発することを抑え、ツヤや潤いを与え、しなやかさが向上し、くしどおりがよくなったり、静電気を予防するなどの効果を発揮します。

 

しかし、リンスは表面に付着するだけで、髪の内部までは作用しないので、髪質が大きく改善するということはありません。次にシャンプーすることで、また元に戻ってしまいます。髪のダメージが大きい場合はリンスでは役不足です。

 

リンスの効果的な使用法は、シャンプーをしっかりすすぎ、軽くタオルで水分を拭き取った後リンスをします。手のひらに適量をのせ、なるべく頭皮につかないよう髪全体へ行き渡らせます。リンスが多すぎたり、頭皮に刷り込むようなマッサージは、油分で毛穴をふさいでしまい、逆に頭皮トラブルの原因となります。

 

 

 

ここまで一般的なリンスの効果や用法について触れてきましたが、そもそもリンスは髪の毛を保護するもの。

 

育毛ということを考えていくのであれば、リンスは不要です。リンスは以前は必要とされてきましたが今現在存在するものはやや目的が異なってきているからです。

 

合成強い洗浄成分が使われているシャンプーは、髪の毛の表面のキューティクルやタンパク質を傷つけてしまいその結果としてごわつきが残ったりします。それを見かけ上滑らかにすることでダメージを隠しているに過ぎないからです。

 

頭皮に優しい洗浄成分を使ったシャンプーでは、リンスが必要なほど髪が痛むことはありえません。

 

日常、何気なく使っているリンスですが、今一度、効果や用量・用法を確認してみましょう。

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