タンパク質変性とシャンプー

タンパク質変性が頭皮・髪の毛に与える影響

タンパク質変性とは、人間の皮膚などを構成するタンパク質が
化学薬品などの影響で破壊されたり構造が崩れてしまうことを言います。

 

主に石油を原料とする界面活性剤(洗浄成分)によって引き起こされるものです。

  • 硫酸系洗浄成分・・・ラウリル硫酸・パレス硫酸・ラウレス硫酸
  • スルホン酸系・・・オレフィンC14-16スルホン酸Na

 

タンパク質変性の何がいけないかというと、頭皮の表面の皮膚が傷つけられることによって細かなフケや炎症の原因になるのです。洗っても洗ってもフケやかゆみが止まらないという人は、汚れが落ちていないのではなく強い洗浄力で皮膚が傷ついている可能性が高いです。

 

皮膚のみならず「髪の毛」もタンパク質が原料ですので、タンパク質変性の影響で組織が破壊されていきます。

 

シャンプーによってはこの髪へのダメージを軽減する為にシリコンや添加剤が入れられており、それが頭皮に残留物として残ってしまうとまた炎症の原因になるという悪循環がおきます。

 

体質にもよるので全然影響ない人は大丈夫ですが、これらの成分は頭皮から染み込んでいきますので長い目で見れば良いことはありませんよね。

 

乾燥肌や敏感肌の人はもちろん、これから育毛しようとしていきたいのであればシャンプーの成分が与える影響については常に考えていかなければいけません。

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