オナニーとはげ

 

「オナニーをすると薄毛になる」という噂を耳にしたことがあるかもしれませんが、育毛課長の見解としては「オナニーと薄毛は無関係」という結論に至りました。

 

ここでもう一つ気になるのが、精力と結びつきが取りざたされるミネラルである「亜鉛」についてです。

 

射精を行うと「亜鉛」が消費され、これが薄毛の原因と関わりがあると言われています。亜鉛はタンパク質を毛髪に変えるとても重要な栄養素であり、それが不足してしまうと薄毛の原因になると考えられています。しかし、一度体に取り込んだものがオナニー(射精)によって排出され、それが亜鉛不足を引き起こすとは、あまりに単調な考えとは思いませんか。

 

本当に亜鉛不足であれば勃起すらできない

射精後すぐに精子が活動するため、精液には亜鉛が含まれています。

 

精子の主成分としても亜鉛は重要な役割を担っています。精子が体外に放出されると、新たな精子を作らなければならないため、その過程で亜鉛が消費されることになります。また、射精には性的興奮や衝動が密接に関係していますが、その性的興奮を起こす度に亜鉛は消費されます。

 

このように、オナニーをやりすぎると亜鉛が大量に消費され、髪の毛の生成に影響を与える…と思われがちですが、実際はどうでしょうか。

 

食生活も偏った、毎日オナニーばかりしているニートでも髪の毛がフサフサの人間はたくさんいます。多くの見解がありますが、亜鉛は射精によって必要以上に失われることは考えにくいというのが一般的です。

 

むしろ亜鉛不足はED・勃起不全(インポテンツ)を引き起こすものなので、そもそもオナニーができているということは十分な亜鉛が摂取できている証拠になります。本当に亜鉛が不足していれば、オナニー以前に勃起させることも困難になるからです。

 

アメリカで行われた「亜鉛による研究」では…

実際にアメリカ・デトロイトで行われた「亜鉛による研究」では、亜鉛不足を意図的に被験者5人に仕組ませたところ(6ヶ月間1mgの鉄分不足の生活を送らせたところ)、5人中4人の精子数が減少、被験者全員のテストステロン(男性ホルモン)減少が確認されました。また、被験者全員が実験中インポテンツを訴えました。

 

元の状態になるまで、16週~20週の期間がかかりましたが、被験者全員が食事の管理のみで戻ることができました

 

ここから分かることは、亜鉛不足はオナニーや性行為によって大きく失われるものではなく、純粋な食生活によって左右されるということ。オナニーによる亜鉛不足を気にする前に、普段の食生活から亜鉛をどれだけ摂取できるか確認する方がよっぽど直接的な効果を望むことができます。

 

オナニーとセックスは科学的には同じ行為

ここまでオナニーと薄毛、亜鉛の関係性をお話してきましたが、それではセックスについてはでしょうか?セックスをやりすぎると薄毛になるのでしょうか?

 

結論を言うと、薄毛になる可能性はオナニーと同様考えにくいと言えます。それは、オナニーとセックスは科学的に見ると全く同じ行為とされているからです。また「オナニー」と聞くと想像するイメージはマイナスのように感じますが、「セックス」と聞くと想像するイメージはオナニーのそれとは若干異なるのではないでしょうか。

 

むしろ、「毎日愛を交し合っている人」から薄毛のイメージは付きにくいですよね。逆にオナニーは、虚無感・背徳感が故に、自分に降りかかる罪悪を感じてしまいがち。しかしこれは精神的なもので科学的には全く一緒の行為なんです。それを踏まえて考えると、毎日のようにセックスをしているAV男優の方々って髪の毛ふさふさな人が多いと思いませんか。加藤鷹とかしみけんとか。要はそこに関係性が無いことの証明なのです。

 

ちょっと話がズレましたが、オナニーもセックスも好きなだけやったらいいと思います。それが薄毛・ハゲ・亜鉛不足を引き起こすことにはならないはずです。

 

食事が不規則で亜鉛不足が拭えない人は、育毛によい必須の食事もご覧になってください。

 

食事で補えない部分を育毛サプリなどで摂取していけば、よほど亜鉛不足で薄毛になるようなことはありません。根本の原因は別の部分にあるということを理解し、将来フサフサを維持するために何をすべきかを考えていきましょう。

 


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