ボストンスカルプエッセンスで生える?育毛ロジックを検証

ボストンスカルプエッセンス

 

シャンプーや育毛サプリで知名度の高いボストンから、より効果にこだわった成分を配合したスカルプエッセンスが販売されています。

 

販売元のエスロッソさんには以前ボストンサプリの取材ということで製造工場へ赴いたことがあります。(ボストンサプリの取材記事はこちら)開発に関する思いや一つ一つの成分に置ける育毛への考え方にこだわりがあり、何よりも薄毛に悩む人のことを真剣に考えているメーカーでした。

 

ボストンスカルプエッセンスは新育毛成分であるキャピキシルやピディオキシジルと言った話題の成分を含みながら、具体的な頭皮の変化を実感するために必要な3か月の使用コストを2万円以下に抑えているコスパの良さが特徴の育毛剤となっています。

 

  • ・配合されている成分の作用や安全性
  • ・キャピキシル配合で最安という価格の評価
  • ・他のスカルプエッセンスとの比較で分かる優位性
  • ・実際の使い心地や継続のしやすさ

数ある育毛剤・スカルプエッセンスの中からボストンを選ぶ理由はどこにあるのか?これから購入を使用かと検討している人にとって気になる点について詳しくまとめています。

 

ボストンスカルプエッセンスの成分と育毛ロジック

ボストンスカルプエッセンスの配合成分を見ていくと、育毛業界でも注目をされているものを数多く使っていることが分かります。

 

キャピキシル・・・ミノキシジルの3倍効果としてカナダで開発された成分
ピディオキシジル・・・ミノキシジルと似た分子構造を持ちつつ副作用がない
フラーレン・・・活性酸素への作用でノーベル賞を受賞した成分
成長因子・・・クリニックでも使われる細胞の成長に必須となるもの

 

これらの新しく使われるようになってきた素材に加えて、従来の育毛剤でも頭皮環境を整えるために採用されてきた植物エキスを多数配合しています。

 

キャピキシル配合の育毛剤は徐々に増えてきている・・・

アカツメクサ

 

まず主成分の一角であるキャピキシルについてですが、これはミノキシジルの3倍の効果があると言われて育毛剤に使われ始めた成分です。キャピキシルに関してはこちらで解説していますが、出所は海外の成分であり、海外で臨床試験がされているなど育毛期待値としては非常に高いものです。

 

医薬品ではなく、「アカツメクサ花エキス、アセチルテトラペプチド-3」で構成されます。

 

・アカツメクサ花エキスが抜け毛を促進する男性ホルモンDHTの生成を阻害してくれる
・アセチルテトラペプチド-3は成長因子の一つで発毛を促進する信号を細胞に出す

 

この発毛促進信号がミノキシジルよりも3倍多く出す研究データがある成分です。医薬品のミノキシジルに比べると頭皮への副作用や体への影響が少ないことから、安全に使える成分として日本でも一気に広まりました。

 

ただし、成分の費用が高額で原価が高くなるため、使われる育毛剤はのきなみ1万円以上もしてお財布には優しくない。効果が高いとはいえ使い続けないといけないのは変わらないことから、なかなか手が出るものではありませんでした。

 

ボストンスカルプエッセンスでは、まずこのキャピキシルを5%配合しながら、定価で¥9,800円と1万円を切ってきたことは評価に値できると思っています。

 

ピディオキシジルの作用と安全性について

 

もう一つピディオキシジル。こちらもミノキシジルがテーマになりますが、分子の構造がミノキシジルと非常に似ていることから育毛剤に使われ始めた成分です。

 

分子構造が似た成分というのは、作用としても似たものになります。参考:http://blog.livedoor.jp/route408/archives/51984394.html

 

似たようなものですと、大豆のイソフラボンと、女性ホルモンエストロゲンも同じような事例です。分子構造が似ていることで体に与える影響も大きなものであることから、イソフラボンに関しては様々な分野で有用性が分かってきています。

 

ピディオキシジルが話題となったのは、ミノキシジルのような副作用が確認されていないと言われたこともあります。ミノキシジルはもともと血圧系の医薬品で、副作用として毛が濃くなることを応用したものです。当然逆に使えば、血圧低下や動悸など様々な副作用が起きる可能性があり、使用に慎重な意見が多かったのです。

 

分子構造が似ているということは副作用も似たようなものではないか?と思うのですが、似ていても違うものは違うものということで検証された結果、育毛剤に使われてきています。

 

参考として、もともとまつ毛美容液に使われている成分でもあるため、少なくとも目の近くに使って大丈夫という成分で安全性に問題はないと判断できます。スカルプDまつ毛美容液のページ(成分表にピディオキシジルの正式名称ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドの記載あり)

 

フラーレンはボストンにおける縁の下の力持ち

 

ボストンスカルプエッセンスの主力成分の3つ目であるのがフラーレン。フラーレンとは聞きなれない成分で、私もボストンにしか配合されてるのを見たことありません。

 

フラーレンは1996年にノーベル化学賞を受賞した研究であり、美容分野では活性酸素の除去する働きが注目されているものです。どちらかというと男性用の育毛剤よりも、女性向け化粧品とかエイジングケア的な方で有名な成分。

 

しかし、そもそも育毛もエイジングケアの側面を持っており、年齢とともに衰えた細胞を活性化させ、頭皮のハリを取り戻すことは丈夫な髪の成長につながるものです。

 

立ち位置としてはキャピキシルやピディオキシジルが効果を最大限発揮できるように地ならしをしてくれるのがフラーレンの育毛剤における価値でしょう。

 

ボストンスカルプエッセンスには成長因子も配合されています。成長因子は髪の毛の細胞が成長するのに必要なもので、成長因子からの指令を受けなければ新しい細胞が生まれてこないため有用な成分です。

 

しかし、もともとストレスや加齢で衰えた細胞に、いくら指令を送ったからと言って丈夫な髪が生えてくるものではありません。フラーレンのエイジング作用があってこそ、その他の成分が生きてくるという点では最も大事な役割であるともいえます。

 

主力の成分による育毛のロジックまとめとしては、

 

1.フラーレンが頭皮の細胞を活性化させ酸化ストレスから解放
2.キャピキシルが抜け毛の原因である悪性ホルモンを抑えて抜け毛を防ぐ
3.ピディオキシジルが細胞に指令を送りキャピキシルと共に成長させる
4.植物エキスが頭皮を保湿し、丈夫な髪へと育てていく

 

このサイクルを繰り返すことで、細く気になり始めた頭皮を徐々に改善してくれることが期待できるものとなっています。

 

一つ一つの成分が効果でなかなか配合するのが難しい成分ですが、それぞれを我々が求める一つの目的に収束させていくのはとても美しいロジックになっていると感じました。

 

実際の使用レビューから分かる良い点と悪い点

ボストンスカルプエッセンス

 

ボストンスカルプエッセンスは使い方から特徴的で、付属のボトルからスポイトで液を取り出して頭皮に塗るようになっています。

 

決められた使用量は決まっていないため気になる箇所に適時塗ります。1回の使用量はスポイトメモリで測ることができ、0.5mと1.0mの線が入れられています。

 

ボストン使い方

 

1ボトルの容量が60mlですので、1日2回使うのであれば0.5mずつ使うことで1か月分の容量が計算できるようになっています。

 

液はトロトロというかヌルヌルっとしている独特な液体で、私も様々な育毛剤を検証してきましたがボストンスカルプエッセンスで感じたことない感覚です。

 

実際に塗ってみると液だれがしにくく、指先で伸ばしていくと少量でも広い範囲に塗ることができるのでとても使いやすいです。香りもミントのような香りで頭皮に付けるものとして違和感がありません。

 

ボストンスカルプエッセンス

 

ヌルヌルした感触はしばらく残りますが、乾いてしまえば変な感覚は残りません。保湿クリームのような粘土もあるため、乾燥によるフケが気になる人には心地よい感じが長続きします。

 

スポイトなので生え際などのピンポイントで塗るときも無駄がないです。集中的に気になる箇所にだけ使いたい人にもおすすめできるものでした。

 

スカルプエッセンスの他商品と比較して分かったこと

ボストンスカルプエッセンスとよく比較される育毛剤について、それぞれの特徴と価格を比較してみました。

ボストン フィンジア Deeper3D
ボストン フィンジア deeper3d
キャピキシル
ピディオキシジル
成長因子 -
その他特記 フラーレン配合 - リデンシル5%配合
解説 低コストで最新の成分育毛剤を使っていける スプレー式で使いやすく、非常によく売れている 成分が魅力だが価格が高い。実力は本物
1本価格 ¥9,800円 ¥12,800円 ¥14,850円
3か月分価格 ¥18,580(割引あり) ¥34,800円 ¥37,860円

 

ボストンスカルプエッセンスの価値は、最新の希少な成分を配合しながら変化を実感できる3か月の継続コストが低い点です。どれだけいいものだとしても、高すぎるものはなかなか継続できません。中途半端にやめてしまっては意味がないのが育毛剤であり、継続しやすい価格である点は評価できる部分です。

 

総合育毛剤であるチャップアップとの比較は?

 

良く問い合わせをいただくのは、総合育毛剤であるチャップアップとの比較。チャップアップは育毛剤の基本として、安全性と効果が長年実証されてきたものを使っている商品です。新成分であるキャピキシルやピディオキシジルなどは配合されていませんが、安全性が実証されたものを使っていきたい人におすすめできるものです。

 

スカルプエッセンスが安全ではないということではないですが、まだまだ未知数の部分があるということも否定できません。より効果を求めるか、堅実にいきたいかで評価を分けられるものとなっています。

 

ボストンスカルプジェットとの使い分けはどうするべき?

ボストンスカルプインパクトジェット

 

もう一つ、ボストンブランドからはスカルプジェットという商品も販売されています。名前の通りジェットスプレー式で、炭酸ガスによる爽快感と医薬部外品指定成分配合による抜け毛防止や発毛促進効果のある商品です。こちらとの使い分けはどのようにするべきなのか?

 

配合成分を見てみると、具体的に薄毛の悩みそのものが深刻になってきている人にとってはスカルプエッセンスのほうが期待値は高いです。キャピキシルやピディオキシジル、フラーレンを配合しているのはスカルプエッセンスのみです。価格も倍以上します。

 

スカルプジェットはヘアケアの初期段階向け。年齢により増えてきた抜け毛の予防や、家族に薄毛の人がいるため早めに対策しておきたいという人向け。現在使う人の頭皮の状態と目的によって使い分けるようにしましょう。

 

まとめ:スカルプエッセンスでコスパ高く期待値は高い

ボストンのスカルプエッセンスを詳しく検証してきましたが、配合成分の実力は十分であり育毛剤としての期待値は相当高いものであるということが分かります。

 

特に高価な成分であるキャピキシル配合で、価格を抑えているのはなかなかありません。育毛剤としてみれば高額な部類に入るのは間違いないのですが、それでも少しでも続けやすい価格帯になっています。

 

コスパも重視しながら新成分が配合されたスカルプエッセンスを使ってみたい人であれば、ボストンは使ってみる価値あると思えるものでした。

 

個人的に思うところと評価が遅れた理由について補足

ボストンスカルプエッセンスはすでに数年前から販売されており、販売当初より取り寄せては私自身使ってみたことがあります。しかし、私の頭皮には合わなかったのかかゆみが出てしまい、独特の使用感が合わずにすぐに使用を中止してしまっていました。

 

7月頭に知人より使っているけど良いよ!と聞いたのをきっかけに、もう一度試しに使ってみたところ、今度はかゆみなどは出ずに使うことができています。むしろ執筆時点で2か月経過(2本使用)していますが、髪の毛全体の調子がよく上向いているのが実感できています。

 

他の育毛剤と同等、その時の頭皮の状態や体質で合わないこともあるでしょう。そんな時は返金保証を使ってください。使ってみて問題なければ、じっくりと1日2回、推奨されている3か月使い続けることで育毛に関する期待値は高いものだと思います。

 

公式リンク:ボストンスカルプエッセンスの購入はこちら


ページの先頭へ戻る