シャハランメスリ対育毛課長による育毛剤対談

シャハランメスリ×育毛課長による育毛剤対談!

シャハランメスリ氏と育毛課長対談

 

私が対峙した男は、頑固な研究者であり、農学博士であり、何よりも同じ悩みに苦しんだ同志であった。

 

農学博士として本国イラン、アメリカで実績を積み、東京大学でも植物の有効利用について研究を重ねてきたシャハランメスリ博士。植物由来の成分の育毛剤への応用研究を初め、人体へより良い影響を与えるための組み合わせに精通している人物です。

 

今回は私育毛課長が、現在主流ともいえる天然の植物エキスを多数配合した育毛剤についての疑問や、博士が理想とする育毛剤の在り方、現在の育毛剤業界の問題点について突っ込んだ対談をさせていただきました。

 

博士自身も若き頃に勉強のストレスで薄毛になったという悩みを明かし、育毛剤研究の土台になっているというのが意外でした。博士はイラン出身ながら日本語堪能で、私の質問に関しても分かりやすく答え、重要な点は熱く身を乗り出して語ってくれました。

 

 

植物エキスを育毛剤に使う意義とは?

 

メスリ博士「本当に良いものは、工場で化学的に作られたものではない。医薬品は一時的な薄毛解決には最適解だが、使用をやめると戻ってしまう。これでは長い目で見て悩みを克服できることにならない」

 

育毛剤を使って改善したという人はいます。しかし、以後使用をやめてしまうと再び毛が抜けてしまい元に戻ってしまいます。これは博士が言うように、一時的に抜け毛の要因を取り除いてあげてただけで、長期的に髪が生えるような頭皮になっていないのが問題であると言うこと。ブレーキをかけて食いとどまってるだけなんですね。

 

化学合成される育毛剤の成分がほとんど

 

メスリ博士「現代の生活で蓄積した悪いものを排除しつつ、髪が生えるよう体質を変えてくれるものが必要だ。植物のエキスには長年検証された育毛剤としての可能性がある」

 

せっかく育毛剤を使うのに、一過性の対策で終わっては意味ありません。本来の育毛は時間はかかるものですが、生えたら終わりではなく維持し続けるために頭皮や自分自身と向き合っていく必要があるのです。

 

+10ではなく1+1を10にするための研究

 

メスリ博士「何十種類と成分を配合するのは実は最適解ではない。重要なのは、1+1を10にする研究。植物の成分は組み合わせによって効果が何倍にもなる。この組み合わせを膨大な実験を繰り返して見つけていくのが大変。これを育毛剤開発でやっているところはほとんどない」

 

現在、市販されている多くの育毛剤には、多数の成分が配合されるのが一般的になっています。もちろんそれが悪いということは必ずしも言えないし、私は植物エキスは作用そのものが弱いため、複数配合して組み合わせることが重要だと思っていました。

 

しかし、数そのものよりも何を根拠に植物を組み合わせていて、それらの組み合わせがより効果を引き出すように研究されたものかどうかが重要であるという。

 

メスリ博士「お酒を飲んだ後でお馴染みのウコンは、それ単体よりアムラ(インドの柑橘系植物)と混ぜることで効果が数倍になることを発見した。こうした植物の可能性を引き出すために膨大な実験をして、育毛剤などに活用している」

 

他の事例を聞いてみるとウコンの話をしてくれました。現在の育毛剤は、植物のエキスを目的持って使われているのは分かるが、きちんと考えられて配合されているかは疑問であるということです。これは後半でまとめる今の育毛剤の問題点で詳しく触れます。

 

どのようにして育毛に良いとされる植物成分が見つかるのか

 

メスリ博士「歴史から学ぶ、そしてひたすら実験と検証。植物は漢方に限らず、世界中で良いというものは昔から伝わってきている。歴史の中から素材を選び、人体に与える影響や抽出法などを研究していく。医薬品などもそうして見つけた成分を化学合成しているに過ぎない」

 

前から気になっていたことで、「どのようにして植物が育毛に良いことが分かるのか?」、これについては「歴史」という言葉で答えてくれました。

 

眉唾とは言われても、昔から良いとされるものは世界中に伝承としてあるわけです。これらを現代の研究技術で解析していくことで、どの植物のどんな成分に育毛効果があるのかが判明する。きっかけは受け継がれてきた自然からの知識にあったわけです。

 

補足:インド伝承の”アーユルヴェーダ”古代ペルシャに伝わる”ユナニ”

 

ここで博士は歴史という概念について、アーユルヴェーダとユナニという2つの基軸となっている考え方を出しました。以下簡単にですが解説を交えます。

 

アーユルヴェーダはインドの伝統的な医学。ユナニ、漢方と併せて世界3大伝統医学に数えられるもの。医食同源の元、煎じ薬や食事をもとにバランスを取り戻し、ヨガ・瞑想などを通して人間が持つ自然の治癒力を高めて病気になりにくく健康的な体を作ることを目的としています。

 

ユナニはギリシャから中東にかけて発展した伝統医学で、アーユルヴェーダと似て自然の治癒力を高めるものですが、博士によれば「戦争」によって発展した医学であるということ。素早い治療を施し重傷でもすぐに戦えるよう発展してきた側面があるということ。

 

シャハランメスリ博士の研究や理想的な育毛剤の考え方は、長期的な髪が生える体の維持と短期的な改善力、この2つの良いところを取り入れていくことにあると言われました。

 

シャハランメスリ氏がこだわった2つの成分の研究と育毛剤への利用

 

シャハランメスリ氏には今まさに育毛剤の成分として使われている2つの大きな研究素材があります。

 

・育毛効果に加え、有害物質を中和させる作用があるスペシャルアラビアゴム
・肌の保湿・浸透力が高く、なにより添加剤を無しにできるダマスクバラ花水

 

私自身、今まで見てきた有名な育毛剤には使われていないもので不思議に思ったものですが、話を聞いてみると極めて手間とお金がかかっていてあまり世に出ていないものだということが分かりました。

 

メスリ氏自身の若ハゲを治したスペシャルアラビアゴムの効果

 

メスリ博士「私自身、アメリカの大学受験の勉強ストレスで薄毛になってしまった。その時祖母に頭皮に使うようにともらったのがアラビアゴムで、頭に塗っているうちに元に戻った。今は研究の結果、イランで育毛剤として使用されているSAG(スペシャルアラビアゴム)に細胞を活性化、また有害物質を中和する働きがあることを発見した。」

 

スペシャルアラビアゴムの原末

 

ある意味博士の研究の集大成と言えるのがスペシャルアラビアゴム。元々は祖母より受け継いだ知識を自らの頭皮で実感し、さらなる効果の発見にもつながったというのはとても興味深い話です。案外日本でも、まだ気づいていないけれど劇的な効果を発揮してくれる民間医療が眠っているのかもしれません。

 

参考:シャハラン・メスリ博士は、1985年、東京大学大学院で植物組織培養の研究を始め、1988年、SAG(スペシャルアラビアゴム)の中に細胞に栄養を運ぶ働きと有害物質の中和をする働きを発見しています。その後、SAGを使用した肌にやさしい自然化粧品を考え始め、効率の良いエキスの抽出技術も確立してきています。いわば、今当たり前にもなっている自然派、天然素材のスキンケア用品の元祖ともいうべきものです。

 

改めてすごいと思ったダマスクローズのエビデンス

 

メスリ博士「植物は生息している環境や土壌でその成分は大きく変わる。本来の力を引き出すには、どこで採取されたか、さらにいつ採集されたか、そしてどのように抽出されて商品に使われるかまでが重要だ」

 

化学合成される育毛剤の成分がほとんど

 

博士の研究の一つで育毛剤にも既に使われているものにダマスクローズ(バラ花水)があります。バラは男性には馴染みが薄いものですが、その保湿力や浸透性の高さから女性用の化粧品では有名であるのです。

 

研究のデータを見せてもらいましたが、同じダマスクローズでも産地や収穫時期により含まれる成分が大きくことなるということです。

 

ダマスクローズエキスの有効成分

 

例えば、朝鮮人参などは有名な漢方の生薬で育毛剤にもつかわれていますが、これを日本で育てても薬効を得ることができません。半島の土地の栄養、気候風土など、植物が受けたストレスによって栄養価が変化するのです。

 

他にも、フルーツトマトとか面白いです。トマトを枯らしてしまう「塩水」をあえて与えることで、ストレスを受けたトマトが変化して糖分を蓄えるようになることはここ数年で分かったばかり。身近な植物であっても、環境が変わったりすることで有益なものに変わることがあるのです。

 

話がそれましたが、ダマスクローズは世界各地にあれど、育毛剤としての高い効果を期待できるのはイランの高山地に生息するものだけであり限られているということ。こうした特性を見出せるのも、博士の研究ならではといえます。

 

現在の育毛剤業界に思うことと商品開発における課題とは

 

メスリ博士「無難な素材の寄せ集めでたくさんの商品が世に出てしまっている。本当の頭皮への安全性や効果について考えると十分とは言えない。ダマスクローズは高濃度で抽出した液を使うと、殺菌や保存効果が高まるのでアルコールや添加剤がいらなくなる。一般の育毛剤は成分の濃度が薄いし水で薄まっているから添加物を使わないと日本の品質基準をクリアできなくなっている」

 

現在多数販売されている育毛剤についてどうお考えなのかについても意見を聞きました。やはり一番の問題は、中身が見えにくいこと。成分の配合量であったり、添加物の割合などが分からないために、無添加やオーガニックを謳う育毛剤でも信用できない部分があるということです。

 

「本当に安心して頭皮に使えるものかどうかを見極めるのはどうすればいいか?」と尋ねたところ、

 

安全性は植物に聞くべしとシャハランメスリ氏

 

メスリ博士「安全性は植物に聞くのが一番確実だ。添加物が入っている液では種子が発芽しない。これは無添加を謳っている商品を試してみればすぐにわかる。」

 

この実験は博士も製品のテストをするときに行う低コストで確実な手法であるということ。

 

アルコールなどは品質管理のためには入れなくてはいけないものですが、どの成分がどれくらい入っているのか分からないというのも不親切ではないかと思うところはありますね。少量であれ肌に刺激となるのは間違いないので、入れずに済むものであれば完全に無しが良いに決まっているのです。

 

スペシャルアラビアゴムで中和された有害物質の液では植物が発芽する

ちなみに先述したスペシャルアラビアゴムは有害物質を中和できるもので、実験して発芽しなかった商品にアラビアゴムを入れることで発芽するようになったという。汚れた都市の空気や有害物質に日常的にさらされている我々としては、頭皮の状態を良く保つためにも有益なものではないかと思いました。

 

博士が抽出したダマスクローズは水とバラを一対一の配分でエキス抽出することにより、47%のバラエキス濃度を実現しているという。通常であれば3対1ほどで、明らかに手間がかかるしコストもかかるという。しかし、この濃度で抽出したことでバラ水そのものの抗菌力が生かされ、添加物なしでも日本の基準をクリアできたという。

 

現状の育毛剤業界についての問題や課題を研究者として受け止め、理想的な育毛剤の開発のために妥協しない手法を研究しているのは素晴らしいことだと思いました。

 

理想の育毛剤は薄毛を克服したいと人生を賭けた男のロマンである

 

まとめ:私は育毛剤を評価する時に、成分のエビデンスやコスパはもちろんとして、販売者・開発者の熱量というのも重視しています。なぜなら、世の中適当な商品が多すぎるから。無難に誰でもお金さえ積めば、製造メーカーが商品開発してくれる環境が整っています。そうした市場を知るからこそ、開発者がどれだけ薄毛の悩みに向き合い、使う人のことを考えて研究を続けているかは欠けてはならないものだからです。

 

シャハランメスリ氏は私の予想を上回る成分研究への熱意と、薄毛の人の痛い気持ちを理解している人物でした。普段育毛剤の販売者に取材をしても、こうした開発の根本的な部分を聞くことはできません。博士は研究者であり、開発メーカーに原料を提供したり、成分の組み合わせを検証する立場ですから、本当の理想的な育毛剤とは何かの素直な意見を聞くことができたと思います。

 

開発に携わった育毛剤であるマスターピースは博士が理想としているものを実現しつつ、日本のお茶の水女子大学の学長が発見した育毛成分を+させたなかなか面白い組み合わせになっています。ここまで信頼できる材料がそろってくるのも、ひとえに薄毛克服のために自らも研究を重ねて人生掛けてきたロマンがなせる業ではないでしょうか。

 

特に頭皮への優しさと独特の浸透性は、秋から冬にかけてダメージが露出する頭皮には最適解ともいえる使い心地です。農学博士がチョイスしたベストバランスの育毛剤を私も使っていこうと思います。まだ世に出たばかりなので必ずしも市場の評価を得るとは限りませんが、今後多くの人に使われて評価がされていき期待を上回るものを体感できるでしょう。

 

製品監修している育毛剤マスターピースのレビューはこちら

 

シャハランメスリ氏 農学博士 株式会社バイオリンク代表 
イランの国立大学農学部卒、東京大学大学院農学研究科博士課程修了、バイオテクノロジーの研究を行いスペシャルアラビアゴムの有用性を見出す。アメリカイリノイ大学にて培地研究開発助手として招聘経験も持つ。複数成分を混ぜた状態で抽出する独自手法で、有効成分の働きを上げることに成功。2007年以降スキンケアブランド「Shahram Mesri」シリーズを手掛けている。
http://www.biolink-mesri.com/value.html


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