カロヤンガッシュは効かない?本音で語る評価

カロヤンガッシュ

 

日本では数少ない医薬品育毛剤である、カロヤンガッシュNF

 

販売元は第一三共ヘルスケアとなっており、分類は第3類医薬品。15歳以上の使用制限がある発毛促進剤という枠組みになっています。

 

公式リンク:第一三共ヘルスケアカロヤンシリーズの特集サイト

 

薬局でもよく売られているのを見かけますし、amazonなどの通販サイトでも売られています。著名なリアップに並ぶ製薬会社が販売している発毛促進剤とあって、効果があるのか興味を持っている人も多いと思います。

 

そこでカロヤンガッシュに配合されている成分や育毛効果について調べていたのですが、わざわざ買ってまで使うものではない効果が限定的な育毛剤である可能性が高い、ということで見解を詳しくまとめてみたのがこちらのページになります。

 

いわゆる買ってはいけない育毛剤として扱いますが、その理由・根拠を解説していきます。

 

カロヤンガッシュを買ってはいけない理由とは?

カロヤン成分

 

カロヤンガッシュの効果は、配合されている医薬品成分である「カルプロニウム塩化物水和物」という成分によるもの。この成分は頭皮に塗ることで、毛細血管を拡張して髪の毛を作る毛乳頭細胞へと栄養を送ります。

 

髪の毛は血液を通してしか栄養を受け取れませんので、血流を促進させることは髪の毛の育毛と発毛の促進において必要な要素であることは間違いないです。

 

日本皮膚科学会においても、塩化カルプロニウムは頭皮に塗る外用薬として効果のある医薬品であるとしており、一定の評価と推奨を得られている育毛剤の一つでもあるのです。

 

それでも買うのは待った!という理由は、カロヤンガッシュ単品では効果として不十分であるためです。

 

カロヤンガッシュに配合されている全成分を表で詳しくまとめてみると、以下のような成分と効果が期待できるとされています。

 

カロヤン全成分

 

カルプロニウム塩化物 医薬品成分としてカロヤンシリーズ一番の2%配合
カチュウチンキ 頭皮の皮脂量を適正に保ち、毛穴の炎症を抑える効果
チクセツニンジンチンキ 毛乳頭細胞を活性化させる発毛促進効果
ヒノキチオール 殺菌作用で頭皮の環境を適切に保ちかゆみなどを防ぐ効果
lメントール 爽快感と共に、局所血管拡張作用で血行を促進する効果
dlピロリドンカルボン酸Na 海藻やサトウキビから抽出する保湿成分
グリセリン アルコールの一種だが、甘味料や保湿目的でも使われる成分
エデト酸Na 酸化防止剤。目薬などでも使われる成分の劣化を防ぐもの
エタノール 成分の溶剤として使われると同時に、殺菌・保存剤としても使われる
ph調整剤 成分の酸化による劣化を防ぐもの
黄色5号 完全な着色量。なぜわざわざ使う必要がるのか?

ここまでカロヤンガッシュNFに含まれる全ての成分を表記してみました。

 

ここから分かることは発毛促進としての毛乳頭細胞促進効果や、頭皮の炎症やかゆみを防ぐ効果のあるものはしっかり配合されています。しかし、育毛にとって重要である抜け毛の原因物質を抑制できる成分は配合されていません。

 

抜け毛の原因とされるのはDHTという男性ホルモンが変化してできる物質により、異常な皮脂分泌や毛乳頭細胞の破壊が行われるのが原因であると分かってきており、発毛治療をするAGAクリニックでも必ずこのDHTを抑制する薬での治療が基本になっています。

 

DHT抑制成分は医薬品の他にも、天然成分でも効果のあるものが発見されて育毛剤に使われているのですが、カロヤンガッシュには一切配合されていないのです。

 

髪の毛をしっかりと育てて、新しい髪の成長を促進するためには、元となる毛乳頭細胞にダメージを与えているDHTを抑えた上で栄養補給をして上げなければ効果は薄いということ。
つまりカロヤンガッシュだけを使っていたとしても、進行していく抜け毛を防ぎ、髪の毛を育てていくには不十分であるといわざるをえません。

 

さらにいただけないのが、カロヤンガッシュNFの配合成分に余計な刺激物が入っています。

 

表の一番下にあるのが黄色5号という成分。まさか未だに着色料を使った育毛剤が存在するとは・・・衝撃的ですが、なぜ育毛にとって全く関係の無い、しかも刺激物足りえる着色料を使ってしまうのか?開発者を呼んで小一時間問い詰めたい気分になりました。

 

これでは成分の「かさ増しのため」に使っているとしか思えず、本気で頭皮のこと、髪の毛のことを考えて作られた育毛剤ではないといっても過言ではありません。

 

塩化カルプロニウムの副作用の心配

カロヤンガッシュNFに含まれる塩化カルプロニウムは、もともとは胃腸の薬として内服薬で使われていた成分。胃の血流を促進して胃液の分泌を活発にするという効果を応用して、頭皮に使うことで頭皮の血行促進のために転用している成分です。

 

もともと違う成分として使われていたってもの多いですよね。リアップとかの成分であるミノキシジルも元は心臓病の薬だったり。結局のところ製薬会社としても、育毛という命に直接関わるものよりも、優先すべき課題があるのは仕方ないですが、そろそろ本気で薄毛治療に特化した研究も大々的にしてくれないのかなと思ってしまいます。

 

話が反れましたが、カロヤンガッシュは 医薬品ですから当然副作用はあり、急激な血流の増加による「かゆみ」や頭皮の炎症が起きる可能性はあります。ホルモンに関する薬ではないので、女性が使ってはいけないという育毛剤ではありませんので、副作用は男性女性共通して起きる可能性はあるということです。

 

>> 塩化カルプロニウムの副作用についてはこちらで詳しくまとめています

 

15歳未満は使用禁止となっており、カロヤンシリーズの育毛剤は全て高校生など10代前半で薄毛に悩む人に使える育毛剤ではありません。

 

育毛課長による使う価値の低いカロヤンガッシュのまとめ

医薬品指定されるだけに効果があるのかと期待させますが、育毛にとって必要なもの、育毛剤の効果として重要なものは何か?という視点で考えた場合はやや役不足であるということです。

 

成分に注目してみれば余計な添加物も入っていたりと、わざわざお金を出して買うまでの育毛剤ではないと結論付けます。

 

医薬品であるだけに効果は高いはずですが、大手企業の開発する商品ってまだまだ薄毛に悩む人の本音までは読みきれていないのか?とも捉えられて残念です。

 

余計な添加物を一切使わずに、育毛成分を検証して作られている育毛剤って世の中にはたくさんありますからね。同じお金をかけるならば、副作用が無く、無添加で効果の高い育毛剤を使って薄毛と戦っていくようにしましょう。

 

>> 副作用が無く育毛効果の高い育毛剤の検証はこちら

 

医薬品を使って育毛治療することに懸念が無い人、確実性をとことん求めていきたい人は同じお金を使うなら病院での治療が確実です。まずは無料のカウンセリングから受けられますから、実勢の高い医師による診察を受けてあなたに合った医薬品を処方してもらうようにしましょう。

 

>> AGAクリニック治療の実態と育毛剤治療との比較

 


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