ミノキシジルの効果をまとめてみる!血圧降下で末梢の血管が開く
そもそもリアップやロゲインに使われているミノキシジルはどういった効果なのか?
ミノキシジルとはアメリカ発の医薬品で、もともとは心臓病の高血圧の治療用に使われていたもの。この薬を使っている人の髪の毛が濃くなっているということが分かった為、育毛剤に応用したというのがはじまりです。
本家はロゲインであり、カークランド製などこれも種類がたくさん出ています。日本では大正製薬がリアップとして製品化しているのが有名で、リアップは医師の処方なしで薬局でも買えます。
高血圧の薬ということですが、要は血圧を下げる効果を持つもの。血圧が下がるとどういう変化があるかというと、末梢の毛細血管が開いて頭皮などの血行が促進されるのです。
頭皮の血行が促進されるということはそれだけ毛乳頭細胞に栄養を届けられるということ。その結果髪の毛が成長し濃くなるということです。
ミノキシジルは薄毛治療の医療ガイドラインを制定している日本皮膚科学界も根拠ある育毛成分として認めており、臨床試験を経た効果を認可しているもの。
血行促進が髪の毛に良いといわれる理論の大元になった成分ともいえますね。市販の育毛剤は天然成分が持つ効果で血行を良くしようとしていますが、効果そのものは医薬品であるミノキシジルには及ばないというのが皮膚科学会での見解です。
もと心臓病の飲み薬ということは驚きですが、育毛剤としては頭皮から塗って浸透させる使い方をします。
飲むタイプはミノキシジルタブレット(ミノタブ)と呼ばれ、AGA治療を専門とするクリニックなどで処方されます。血圧をコントロールするという薬だけに単に血行を良くしているというものではないので副作用もあり、色々議論が耐えないです。
内服と違って外用薬で使う分には配合量が規定されていないので、当初1%だった配合率は今では5%が主流で、海外ロゲインでは15%というのも出ています。
副作用などもよくチェックして、自身の体調変化に気を使いながら使うようにしたい成分です。