リデン育毛剤の口コミと成分から見る効果の詳しい解説
エビデンス(医学的根拠)がある成分であるリデンシルを配合し、医薬部外品として認可を受けた新しい育毛剤リデンが発売されました。
2017年10月2日追記修正記事
育毛剤はすでに星の数ほど売られており市場はカオスですが、かなり真剣に育毛の根拠を追求して開発された育毛剤という非常に興味深い構成です。
リデン(REDEN)という育毛剤で、販売以降品切れを起こすほど人気が広がりつつあるということ。
今までのありふれた育毛剤にはない成分を配合してきていることから、取り寄せて詳しく検証してみることにしました。
リデンシルには世界でエビデンスが確立されている
すでに育毛について色々勉強してる人はピンと来たかもしれませんが、名前の通り「リデンシル」という新成分を育毛剤では唯一の3.6%を配合している育毛剤です。
リデンシルの効果については別途まとめた記事も書きましたが、大きく4つの作用が複合的に作用して髪の毛にアプローチする処方となっているのが特徴。
リデンシルについて簡単にまとめると、5つの複合成分を組み合わせることで構成される新しい育毛成分のこと。スイスのインデュケム社が開発したもので、セイヨウアカマツ球果エキス・茶葉エキス・グリシン・ピロ亜硫酸ナトリウム・塩化亜鉛を組み合わせて作られています。期待できるリデンシルの効果は以下の4つ。
- 1.EGCG2(ポリフェノール)がインターロイキン抑制(アレルギー物質)し、外的なストレスで起きる頭皮炎症を抑制する
- 2.DGQG分子がバジル領域の幹細胞を刺激して毛母細胞を生成する(リデンシルの特許作用)
- 3.亜鉛の補給・・・亜鉛はアミノ酸合成に必要で、髪の毛が生成されるのに必要
- 4.グリシンが細胞の代謝を促進して頭皮の健康をきれいに保つのである
髪の毛が育つ頭皮の環境を総合的に整える作用を1つでできてしまうという優れもの。最も注目すべきリデンシルの効果は、図で解説するような細胞内のバルジ領域を刺激して、髪の毛の元となる毛母細胞の発生を促進させるという作用が肝になっています。
これらの効果が一部の民間機関によるものではなく、育毛大国アメリカでも研究論文が多数発表されており(参考:https://www.redenhair.com/en/content/15-redensyl)、医薬品のリアップなどに使われるミノキシジルの2倍の発毛作用があるとされています。
このリデンシルで面白いのは、使えば使うほど作用が増大するという研究論文があること。使うほど・・・というと語弊がありますが、1日に2回よりも複数回使うことで、効果を高められる可能性があるのです。普通は規定量は守って使いましょう!という商品が多い中で、こまめにリデンの成分を頭皮へ注いであげることで効果をより実感できるという解釈もできます。
抜け毛を防ぐ・・・という守りではなく、細胞をガンガン増やして髪を作るという「攻め」ができるのがリデンシル。リデン育毛剤は3.6%配合としており、現時点で最も高濃度で配合していることが分かっています。
リデンは医薬部外品として認可された育毛剤
リデン育毛剤が興味深いのは、医薬部外品の育毛剤であることです。
育毛剤で医薬部外品は珍しいものはありません。しかしあえて言及したのは、リデンシルなどの「新成分」配合育毛剤で認可を受けられたものがあまりなかったことにあります。
医薬品程作用は強くなくても、育毛・発毛促進・抜け毛防止といった育毛剤に求められる効果に対して、配合成分に根拠があるとして認可を受けて販売されているものです。
効果が分かりづらい育毛剤において、医薬部外品であることは商品の品質の一定の判断基準となります。
育毛剤として重要な浸透性を高める工夫も抜かりない
リデンの頭皮への浸透性について調べてみると、アクリオという見慣れない成分が配合されているということ。頭皮への浸透性を助ける作用の成分であることが分かりました。
アクリオ・・・(シクロヘキサン-1、ジカルボン酸ビスエトキシジンアルコール)
アクリオは親油性が高く、頭皮の油分になじみ成分を浸透させていくアプローチ。頭皮の皮脂は水ははじくが、親油性が高いと油になじんで皮脂の膜の下にリデンの成分が浸透していくということです。
せっかく有用な成分を配合していても、浸透しなければ意味がない。リデンはこの辺もしっかりと研究されて作られている点が評価できますね。
リデンに副作用の心配はある?効果高いなら副作用も強くない?
リデンシルは、医薬品育毛剤リアップを中心に有名なミノキシジルと比べて2倍の髪の毛の成長力が確認されているのも見逃せない部分。
しかし、それだけに副作用が強いのではないか?効果の裏返しとして強い刺激などがあるのではないか?という懸念もあるのですが、現時点で大きな副作用の心配はない成分だけを配合されているということ。
リデンシルは植物エキス+既存の成分の複合体であることから、強い炎症を伴ったりホルモンに作用するような副作用が無いため、頭皮のトラブルを気にせず女性でも使える成分になっているのです。
リデンは無添加育毛剤であり、最近の育毛剤のトレンドに乗って、合成保存料や香料などは使われていないのは好感触。
もちろん実際に使う時には、肌に頭皮に合うかどうかは確認すること。植物エキスだからと100%安全ではなく、炎症を起こすときもあるので初めて使う場合は慎重に。ここでビビらすほどほぼ心配はないですが、大事な自分の頭皮なので万が一は常に考えていきましょう。
実際にリデンを使ったリアルな口コミレビュー
リデン育毛剤を実際に使ってみた育毛課長の口コミをまとめてみます。
衛生的なスプレー式になっており、思ったよりもピンポイントで噴射されるので非常に使いやすかったです。スプレー式は片手でさっと使えて、地肌に直接塗れるので最近の育毛剤では定番の方式となっていますね。
リデンを頭皮に塗った感じはサラサラとしているので、片手で塗りながらマッサージして塗り込んでいきます。いざ塗ってみると、気持ちヌルヌルっとする感触。ベタベタせずすぐに乾くので問題ないもので、しっとりと頭皮を保湿してくれている感覚が得られました。乾燥しがちな体質の人にとってはリデンの使い心地は気持ちよく使えるものだと思います。
ベタつきをサッと手軽に使えるので、気になる場合は1日に複数回使うといいですね。先ほど少しふれましたが、使用回数を重ねることで効果が増大するというリデンシルの論文も出ているため、垂れて塗りすぎない程度に小まめに使っていくとよいと思います。
リデンの育毛課長による総合評価 結局今買いの育毛剤?
リデンシル配合のリデンについてまとめてきましたが、エビデンスで理論武装したかなり強力な育毛剤であることが分かりました。
ただし、リデンシル配合の育毛剤は、もともとの原料の価格の高さから最新の育毛剤の例にもれず1本当たりの価格は高め。
同じリデンシル配合の他の育毛剤と比べてみると、以下のような結果に。
リデンREDEN | Deeper3D | バイタルウェーブ | |
---|---|---|---|
リデンシル容量 |
3% |
5% |
容量不明 |
容量 | 90ml | 60ml | 60ml |
単品価格定価 | ¥12,800円 | ¥14,590 | ¥11,880円 |
定期購入価格 | ¥9,800円 | ¥13,360 | ¥8,200円 |
3か月使った場合 | ¥29,400円 | ¥37,860円 | ¥24,600円 |
リデンは初回購入であれば¥9,800円になっています。無期限の返金保証も付いているため、頭皮に合わなければ使用途中でも返品可能です。
リデンシルを高濃度で配合しているのは間違いなく、それでいて価格を安く抑えている点は非常に評価できる部分です。
高ければいい・・・というものではありませんから、成分のリデンシルの特性を理解したうえで使い続けることができれば、リデンが薄毛脱出の一つの光明となる期待値はあります。
リデンを使って効果が期待できる人は?
最終的にまとめとして、急激に薄毛が進行して地肌がスケスケに見えているような場合はリデンは買うべきでありません。男性ホルモンによるAGAの可能性が高くいかにリデンシルと言えども一般の育毛剤では治療するのは難しいです。まずは一度薄毛治療を専門としているところで診察してもらいましょう。
リデンはどんな人におすすめできるか?というと、
・最近細い毛が良く抜ける・抜けた毛が根元にかけて細くなってる人
・細い猫毛や髪質の弱さで頭皮全体にボリュームがない人
・30代以降壮年期による薄毛や抜け毛の多さに悩みだしたという人
リデンシルが年齢とともに弱った毛母細胞の活性を取り戻すことができるため、本来の髪の毛の成長サイクルを取り戻すのに理にかなった理論です。細胞は25歳以降衰えていくので、早い段階から育毛剤でケアしていくことで将来的な薄毛進行を食い止めることができます。
特にリアップなどを使いたいけど副作用が気になる人にはかなり朗報です。育毛の根拠が実証されていて安全に使えるとなれば、同じ価格でこれだけの根拠ある成分が手に入るとなれば十分評価できる育毛剤です。