コシの弱い髪を強くすることはできる?原因と手法の検証

髪のコシ

 

鏡を見ながら髪をスタイリングしているとき、いつもよりボリューム感がない、髪がペタッとしているなどの不安を感じたことはありませんか。

 

髪の毛のコシがなくなってくると、見た目にも髪のボリュームが無くなってきます。ぺちゃっと寝てしまって、印象は薄毛になりかけともいえる状態です。

 

このページでは、

 

  • コシのある髪の毛の特徴やコシがなくなる原因
  • 髪のコシは薄毛とどのような関連性があるか
  • 髪のコシを強くし維持していくための手段の検証

 

年齢を重ねれば自然と髪の毛のコシが失われていきます。加齢により髪を作る細胞そのものが衰えるためで、ハゲではなくても髪は弱々しくセットも決まりにくくなります。しかし、これは50代以上の高齢になってからの話。コシがなくなる原因は加齢だけではありません

 

について詳しく深掘りをしていきます。

 

髪の毛のコシがなくなる原因

 

コシがなくなる原因は、主に3つあります。

 

  • 「ヘアサイクルの乱れ」
  • 「生活習慣の乱れや頭皮環境の悪化」
  • 「加齢によるホルモンの影響」

 

です。

 

これらはコシだけでなく、髪の毛の健康を維持するうえで深刻な影響を及ぼします。では、具体的にはどのようなことが考えられるのか、それぞれ詳しく確認していきましょう。

 

ヘアサイクルの乱れ

 

髪の毛のコシがなくなる原因として、ヘアサイクルの乱れが考えられます。髪の毛は一定の期間が経過すると、自然と抜け落ちます。そして抜け落ちたところから、また新しい髪の毛が生えてきます。この周期をヘアサイクルといい、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの周期に分かれています。

 

本来4~6年かけて髪の毛は寿命を迎えます。しかし、ヘアサイクルが乱れると「成長期」が短くなることで毛が細いまま成長できなくなります。髪のコシが失われ、ちょっとしたことで髪が抜けやすい状態になるのです。

 

ヘアサイクルの乱れが薄毛を引き起こす原因のひとつとされており、ヘアサイクルの周期は髪を健康的に保つために重要な役割をしています。ここからは、3つの周期がどのような状態を指すのか、具体的に説明します。

 

ヘアサイクル

 

【Kao 花王株式会社】ヘアサイクル
https://www.kao.com/jp/haircare/structure_05.html

 

成長期とは

 

成長期とは、毛母細胞が活発な細胞分裂をすることで髪が伸び続ける期間のことです。

 

成長期の髪が頭髪全体に占める割合は85~90%といわれています。したがって、今生えている髪のほとんどは成長期の髪なのです。

 

成長期は体質や性別によっても異なりますが、成人男性であれば3~5年、成人女性で4~6年とされています。

 

また、ヘアサイクルは1本1本異なるので、通常は髪がまとめて一気に抜けるということはありません。

 

成長期の期間が長いほど太くてコシのある髪が育っている証拠になります。しかし、ヘアサイクルが乱れると成長期の期間が短くなり、コシを失って髪が抜けやすくなります。

 

退行期とは

 

毛母細胞が活発な細胞分裂をすることで髪は成長していきますが、細胞分裂がストップする時期を退行期といいます。

 

退行期になると徐々に毛根が縮小していき、つぎのステップへ進む休止期の準備、つまり髪が抜け落ちる準備を始めます。

 

退行期の期間は2~3週間で、退行期の髪が頭髪全体に占める割合は約1%といわれています。

 

休止期とは

 

休止期は、髪の成長する活動が完全に休止した状態のことです。これから新しい髪が生まれる順番を待っている状態で、古い髪は新しい髪に押し出されていつ抜けてもおかしくない時期にあたります。

 

休止期は3~4カ月ほど続きますが、その期間は新しい髪をつくる準備をしています。休止期の髪が頭髪全体に占める割合は約10~15%です。

 

ブラッシングやシャンプーで力を入れていないのに抜けてしまうのは、休止期に入っている髪だからで一度に大量に抜けない限りは自然なものです。参考:1日に抜ける髪の毛の本数は100~200本である

 

休止期かどうかを判断するには、抜け毛の根元を確認することでわかります。健康的な髪であれば毛根部分がしっかり丸くなっていますが、休止期に抜けた髪や傷んだ髪の毛根は細くなっていたり根元の生え際部分が細くなっていたりします。

 

1日で抜けた髪に数本異常な髪が混じる程度であれば気にする必要はありませんが、毛根が細い髪ばかり抜けるといった場合は早めのケアが必要です。

 

補足:髪の毛のコシと薄毛の関係性

髪の毛

 

髪にコシがないことは将来的に薄毛になる可能性があるのでしょうか。若い人にも増えている薄毛は決して他人事ではありません。ここでは、気になる髪のコシと薄毛の関係性について見ていきましょう。

 

髪の毛のコシは薄毛のバロメーター

 

髪にコシがないからといって必ず薄毛になるとはいえません。生まれつきの体質により髪が細い(猫毛である)ケースもあります。

 

しかし、髪にコシがあるかどうかは、薄毛のバロメーターになります。急に髪のコシがなくなり、1本1本が細く寝てしまっていると感じ始めたら危険サインです。

 

ヘアサイクルの項でも解説した通り、薄毛は急になるものではなく髪の寿命であるヘアサイクルの期間が徐々に乱れて太く丈夫な髪が失われていきます。

 

コシが気付いたらなくなってきているということは、それだけ薄毛が進行してきている証拠。それにより、髪の毛が薄くなって地肌が透けてみえたりボリューム感がなくなったりするなど、薄毛の症状があらわれることがあります。

 

髪の毛のコシを保つことは薄毛予防にもなる

 

髪のコシを保つことは薄毛予防にもなります。髪にコシがなくなる原因と薄毛になる原因は共通する部分が多く、コシがなくなったと感じたときはまず生活習慣や頭皮環境の見直しをすることで薄毛予防にもつながります。

 

対策も共通することが多く、たとえば頭皮マッサージなども頭皮の血行をよくすることで、頭皮環境の改善と薄毛予防の両方に効果的です。そのため、髪のコシをキープすると同時に薄毛対策もいっしょに行っているといえるでしょう。

 

髪のコシは体のバランスの変化が反映される

 

髪のコシがなくなるもう一つの原因として、生活習慣の乱れやホルモンによる要因あげられます。生活習慣や頭皮環境が原因といわれても、具体的にどこを改善すればいいのかわからないという人もいるでしょう。

 

普段何気なく行っていることが、実は髪には悪かったということもあるかもしれません。ここでは、髪の健康によくない生活習慣や頭皮環境とは具体的にどのようなことか、詳しく説明します。

 

睡眠不足

 

生活習慣の乱れというと、まず思い浮かべるのは睡眠不足という人も多いのではないでしょうか。仕事や育児などで毎日忙しくしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、気がつけば寝る時間がとっくに過ぎていたということもあるでしょう。睡眠不足になると成長ホルモンが十分に分泌されず、コシのある髪が育ちにくくなります。

 

忙しいとつい睡眠を削ってしまいがちです。しかし、睡眠は体を休めるだけでなく成長ホルモンを分泌して健康的な身体を育てるサポートもしています。成長ホルモンは一日中波打つように分泌されていますが、夜寝ている時間帯にピークを迎えます。

 

成長ホルモンが分泌されるには4時間以上のまとまった睡眠が必要であり、特に深い眠りであるノンレム睡眠のときに成長ホルモンがもっとも多く分泌されます。

 

決まった時間に寝れなくても良いので、まとまった寝る時間を確保していくことが大切です。

 

食生活の乱れ

 

毎日の食事に気を遣うことも必要です。食生活が乱れると栄養が偏るため、髪の成長に必要な栄養が不足しがちになります。

 

髪に必要な栄養は、特にたんぱく質です。髪は90%以上たんぱく質でできているといわれ、髪以外では筋肉や血管、内臓をつくるためにもたんぱく質は使われます。

 

しかし、たんぱく質を必要とする部位が多いことから、優先順位が高いところから順に使われていきます。そのため、たんぱく質が不足している状態では、髪にまで栄養が行き渡らない可能性が出てきます。

 

たんぱく質のほかに、亜鉛も髪をつくるのには欠かせません。体内に摂り込まれたたんぱく質は髪の成分になるケラチンに変わります。ケラチンに変わるときに必要な栄養が亜鉛なのです。

 

亜鉛は疲労やストレスがたまると不足するうえ、アルコールを分解するときにも使われますので、意識して摂取することが重要です。栄養も大事ですが、食事のとり方にも気をつけましょう。

 

ストレスがたまり暴飲暴食をすると内臓へ負担がかかります。そうなると頭の血流が悪くなり、必要な栄養を頭皮まで上手く運ぶことができなくなりコシのある髪が育ちにくくなるのです。

 

頭皮環境の悪化

 

頭皮環境に配慮して整えておくことも必要です。頭皮環境が悪化する原因として、カラーリングやパーマを頻繁に行うことがあげられます。

 

カラーリングやパーマはおしゃれを楽しむためのひとつですが、やりすぎは頭皮環境の悪化を招き髪や頭皮に大きなダメージを与えます。薬剤の影響でキューティクルがはがれやすくなり、髪のパサツキの原因になるからです。

 

また、薬剤が頭皮に合わなければ、かゆみが出ることもあるので注意が必要です。シャンプーのすすぎが不十分なこと、髪を乾かさずにそのまま寝てしまうことなど頭皮に負担をかける習慣はコシのある髪が育ちにくい原因となります。

 

特に髪が長い女性は、シャンプーのすすぎ残しが起こりやすいので気をつけましょう。髪を乾かさずに寝てしまうと頭皮環境が悪くなるだけでなく、臭いの原因にもなるのでドライヤーで乾かすことが大切です。

 

加齢によるホルモンの影響

 

髪にコシがなくなる原因には、加齢によるホルモンの影響があるといわれています。年齢を重ねるとホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れやすくなるからです。

 

ホルモンには大きく分けて、女性ホルモンと男性ホルモンがあります。髪や身体に大切なホルモンですが、それぞれどのような影響が考えられるのか、詳しく見ていきましょう。

 

女性ホルモンの影響

 

女性ホルモンの分泌量のピークは20代~30代前半までといわれており、その後年齢を重ねるごとに女性ホルモンは減少していきます。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。エストロゲンは卵巣から分泌され、女性らしい丸みのある体つきや髪の成長を促す効果があります。

 

そもそも、女性ホルモンはどういったときにバランスが乱れるのでしょうか。女性ホルモンのバランスが乱れる原因は妊娠、出産をするときです。出産前は体も大きく変化しますが、体内でもエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が増加します。出産後は2つのホルモンが一気に元の量に戻るので、体内の女性ホルモンのバランスが変化し抜け毛が増える原因になります。一定期間が終われば体内のホルモンも通常通りに戻るため、抜け毛は少なくなっていきます。

 

ほかには、食生活やストレスでホルモンバランスを崩すことがあります。過度なダイエットやファスティング(断食)などを行えば、栄養不足に陥りホルモンバランスを崩します。過度なダイエットはストレスの原因となることから、正しいダイエットの知識を身につけたうえで健康的に痩せるようにしましょう。

 

男性ホルモンの影響

 

男性ホルモンのひとつであるテストステロンは、女性ホルモンと同様に20代~30代をピークに減少していきます。テストステロンの役割は主に、筋肉や骨の形成、動脈硬化の防止、メタボリックシンドロームの予防などです。テストステロンは男性だけでなく女性にもあるホルモンで、女性にとっては抜け毛の原因のひとつになります。

 

テストステロンだけでは薄毛になることはありませんが、5αリダクターゼという酵素とテストステロンが結びつくと、脱毛ホルモンであるジヒドロテストステロンという物質がつくられます。この物質こそが、毛髪の成長を止めたり細胞分裂を抑制したりして薄毛や抜け毛の原因となる働きをするのです。

 

女性の場合は、女性ホルモンであるエストロゲンが十分にあれば、5αリダクターゼとテストステロンの結びつきを阻止できます。エストロゲンが加齢や生活習慣の乱れから分泌量が少なくなれば、ジヒドロテストステロンが生成され薄毛や抜け毛が目立つようになります。

 

失った髪のコシを取り戻すために実践できること

 

失った髪のコシを取り戻すには、身体の内側と外側からのケアを行うことが大切です。どちらか一方からのケアばかりを念入りにしても、コシを取り戻すのには時間がかかります。では、実際に何を実践したらいいのか、詳しく説明します。

 

身体の外側からのケア

 

髪のコシを取り戻すために実践できる身体の外側からのケアとして、まず頭皮マッサージを行い頭皮の血行をよくしましょう。頭皮も肩や首と同じように血行不良を起こすと固くなります。頭のコリがひどくなると肩こりと同様に頭痛や眼精疲労を引き起こす原因にもなるため、疲れたと感じたときはマッサージをおすすめします。

 

細胞促進系の育毛剤を使い髪を太く育てる

 

髪のコシを取り戻すために活用できるのは、成分に細胞促進系の成分を含んだ育毛剤です。

 

育毛剤と言っても非常に多くの種類が販売されていますが、それぞれ目的とする効果が異なるため配合されている成分をチェックしたうえで髪のコシの維持にも役立てられるものを選ぶ必要があります。

 

  フィンジア ポリピュアEX BOSTON
主成分

キャピキシル
ピディオキシジル

バイオポリリン酸
バイオパップス

キャピキシル
ピディオキシジル

期待作用 衰えた細胞を活性化させる。浸透力を高める工夫あり 毛根の毛乳頭を刺激し促進させる 頭皮を保護しながら、衰えた細胞を活性化
安全性 ◎無添加 ◎無添加 ◎無添加
育毛剤

スプレー式
フィンジア 

スプレー式
ポリピュア 

スポイト式
ボストン 

単品価格 ¥12,800円 ¥7,800円 ¥9,800円
お試し割引 ¥9,980円 ¥6,800円 ¥980円
総評 価格は高いが配合されている成分に優れるため期待値は高い 低コストながら独自成分を配合し、長く売られている 保湿力も高く、頭皮環境全体の改善が期待できる

育毛剤を使う場合には、頭皮の細胞に指令を送り髪を作る作用を促進させるピディオキシジル、キャピキシルと言った成分を配合したものが効果的となります。

 

育毛トニックなどは頭皮改善や血行促進と言った部分的作用に留まるため、髪のコシを気にする段階に至ってはあまり効果そのものを感じられず時間ばかりかけてしまうことになります。

 

育毛剤を使っていればいいというものではないため、髪に負担をかけないために生活習慣についても改善を取り入れながら、育毛剤で補助をしていくことが短期での改善のコツです。

 

身体の内側からのケア

 

【最も重要】食事の栄養バランスを意識する

 

栄養バランスのよい食事は髪をきれいにするだけでなく、身体の健康にも不可欠なので意識的に摂るようにしましょう。髪は約90%がたんぱく質でできているため、髪に必要な栄養素といえば、まずたんぱく質があげられます。ほかにも、亜鉛・ビタミン・ミネラルなどの摂取も健康な髪の成長に欠かせない成分です。たんぱく質は肉や魚からも摂取できますが、女性におすすめなのは納豆や豆腐などの大豆製品からたんぱく質を摂取する方法です。大豆製品には女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンが含まれているため、生理前でイライラするときなどはホルモンバランスを整えるという意味でも大豆製品から摂取したほうがいいでしょう。

 

特に髪に必要な栄養はたんぱく質と亜鉛ですが、たんぱく質ならプロテインで補うことができます。今はさまざまな味のプロテインや女性向けの商品が多数出ているため、栄養バランスが気になれば取り入れてみるのもひとつの方法です。ですが、あくまでもサプリメントは栄養補助食品なので、食事から栄養を摂取することを心がけましょう。

 

検証:プロテインを飲むことで髪質を太く変えることができるか?

 

亜鉛は髪や肌の健康を維持するほかにも、免疫力の向上やうつ状態の緩和にも効果があると考えられています。亜鉛が含まれる食べ物は牡蠣が有名ですが、ほかにも牛肉や卵、納豆、アーモンドにも多く含まれています。ビタミンはフルーツや野菜に多く含まれ、疲労回復などに役立ちます。ミネラルはビタミンCといっしょに摂取することで、鉄分の吸収に効果を発揮します。レバーやマグロなどに含まれ、不足すると髪がパサツク原因になるため健康的な髪を目指すなら欠かせない栄養素です。髪を成長させる毛母細胞の働きをよくするためには、栄養素を身体に十分行き渡らせる必要があります。しっかりと栄養バランスを考えながら食事を摂りましょう。

 

仕事や育児で忙しいと、食事はコンビニ弁当やお惣菜、外食などで済ませてしまう日もあるでしょう。自分の好きなものばかりではなく、栄養バランスを考えて意識しながら摂取することが大切です。好き嫌いが激しい人や忙しくて食事がキチンと摂れない人は、サプリメントなどで補ってもいいでしょう。

 

良質な睡眠を心がける

 

髪を健康的に保つには睡眠が欠かせません。一般的には、7時間睡眠がいいとされています。睡眠時間が短すぎるとストレスがたまりやすくなりホルモンバランスが崩れやすくなるため、睡眠時間は7時間以上を確保しましょう。睡眠が大切な理由は、睡眠中に成長ホルモンが分泌されるからです。特に22~2時までの間は成長ホルモンの分泌がピークになります。その時間に睡眠をとることで新陳代謝が活性化し成長ホルモンの分泌が促され、丈夫な髪がつくられていきます。

 

良質な睡眠をとるためには睡眠時間の長さも大切ですが、寝る前の準備がもっとも大切です。就寝の3時間前には食事を済ませ、コーヒーなどのカフェイン入りの飲み物はとらないようにしましょう。コーヒーは眠気覚ましにも利用する人がいるほど身体を活性化させます。

 

良質な睡眠をとるなら寝る前には避けたい飲み物です。お風呂はシャワーではなく湯船に浸かり、就寝前の1~2時間前に済ませておきます。ぬるま湯に20分ほど浸かることで身体を芯から温め、リラックス状態にしておきましょう。寝る頃には眠りにつきやすい体温になっています。パソコンやスマートフォンを使うのは、就寝1時間前までに切り上げます。ブルーライトの影響でメラトニンという眠くなるホルモンを抑えてしまい、質のいい睡眠の妨げになります。どうしても操作したいということであれば、ブルーライトをカットする専用メガネを使うなどして工夫しましょう。

 

【大和薬品株式会社】健康に良い「睡眠のとり方」
http://www.daiwa-pharm.com/info/onko/414/

 

正しいヘアケア方法を実践する

 

正しいヘアケア方法を実践することで、コシのある髪を手に入れる可能性が高まります。髪にダメージになることを避けることが大切です。まず、髪が濡れたまま寝るのは頭皮や髪に負担がかかるのでやめましょう。濡れたまま寝ることでキューティクルがはがれやすくなるだけでなく、生乾きの臭いがする原因にもなります。ドライヤーの扱いも注意が必要です。ドライヤーで髪を乾かすときは、近くからあてるのはNGです。髪とドライヤーが近すぎるとキューティクルがはがれる原因になるため、20~30cm離れた距離で髪の根元から乾かすように意識するだけでダメージを軽減できます。

 

ほかには、カラーリングやパーマを頻繁にしている人は回数を減らしてみることをおすすめします。薬剤が髪や頭皮にダメージを与えてしまうため、髪にコシやツヤがなくなります。どうしてもカラーリングやパーマをしたいという場合は、自分のできる範囲でヘアケアをすることが重要です。自分の髪質に合ったシャンプーやトリートメントを把握しておくことも大切です。ドラックストアや美容室で販売しているシャンプーやトリートメントは、それぞれの髪質に合った商品が数多く用意されています。好みの香りや髪質に合ったお気に入りの1本を見つけておきましょう。

 

コシのある髪の毛が戻ってきたかを確認するには

 

まずはコシのある髪の毛とはどのような状態なのかを確認します。

 

しなやかで弾力がある

 

コシのある髪の毛には弾力性があります。弾力性とは、バネやゴムのように引っ張ると伸び、また元に戻る性質のことをいいます。髪の毛はバネやゴムのように伸びることはありませんが、弾力性はあります。髪の毛にコシがあるかどうかは、自分で簡単に確認できます。髪の毛を丸めたり指に巻き付けたりしても、すぐ元の状態に戻れば髪の毛にコシがあることがわかります。

 

コシのある髪の毛は弾力性があり、髪の毛が健康であることを示しています。反対に、指に巻き付けて離してもしばらく元に戻らないか、クセがついたままの状態であればコシがないことを意味します。バネやゴムも引っ張りすぎてしまうと伸びたまま元に戻りにくくなるように、髪の毛もケアをせずにそのまま放っておくと少しずつコシがなくなり、ちょっと引っ張っただけですぐに切れてしまいます。

 

キューティクルが整っている

 

キューティクルがきれいな人は、コシのある髪の毛をしている場合がほとんどです。コシがある髪の毛は、キューティクルが整っているのです。キューティクルは髪の毛の一番外側の部分にあり、薄い細胞が何枚もウロコ状に重なり合ってできています。髪の毛の主成分であるたんぱく質や水分を守るために大切な役割を担っています。

 

キューティクルは摩擦に弱くはがれやすいのが特徴です。摩擦でキューティクルがはがれてしまった部分は、水分が蒸発し乾燥します。さらに、髪の毛の内側にあるたんぱく質が流れてしまうことで、コシやツヤが失われ切れ毛や枝毛ができやすくなります。摩擦などによって一度壊れてしまったキューティクルは、元に戻ることはありません。一度生えた髪の毛は新陳代謝が行われないからです。でも、心配は無用です。これから生えてくる髪の毛はしっかりケアすることでキューティクルを守ることができます。

 

多少のダメージで髪が抜けにくい

 

髪の毛は、多少のダメージでは抜けにくいものです。コシのある髪の毛は、適切な水分量やたんぱく質が含まれているため強度があり、引っ張っても抜けたり切れたりしにくいのが特徴です。コシのある髪の毛は毛根部分がしっかりとしているため、自然に抜けた髪の毛を見ると毛根がしっかりとついていることがわかります。反対に、傷んでいる髪の毛は水分量が少なく中身がスカスカな状態になっているため、毛根が細く抜けやすくなります。

 

髪のコシを取り戻して健康な髪と頭皮を育てる

 

コシのある髪を保つことは、健康的な髪と頭皮を保つことにつながります。髪にコシがなくなってきたと感じたら、将来的な薄毛予防のためにも無理のない範囲で生活習慣や頭皮環境の見直しを行ってみましょう。

 

今回紹介した予防方法やケア方法はどれも1つ1つは難しいことではありません。いきなり全部を取り入れようとすると続かなくなってしまうため、まずは1つでもいいので実践していきましょう。

 

本稿の参考文献と情報ソース

 

【髪のせんせいwomen】髪のハリやコシとは何?
https://www.hairdoctor-women.com/ikumou-hatumou/11889.html

 

【Kao 花王株式会社】ヘアサイクル
https://www.kao.com/jp/haircare/structure_05.html

 

【POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)】亜鉛不足は怖い!起きる症状や原因を解説します
http://cp.glico.jp/powerpro/citric-acid/entry76/


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