白髪に対する育毛剤の効果の考察

抜いても生えてくる白髪を育毛剤で黒くすることはできるのか?という、育毛剤を使う上での疑問があります。

 

髪の毛の悩みは人それぞれ違います。薄毛もそうですが年齢とともに増えてくる白髪を何とかしたいという人も多いです。

 

今回は育毛剤を使うことにより、白髪を黒くしたりすることはできるのか?また白髪が気になるような年齢でも育毛剤は効果あるのかというテーマでまとめていきます。

 

育毛剤でも白髪が黒くなる可能性はある

育毛剤の成分

 

結論からすると、育毛剤を使うことによって白髪を予防したり、髪が黒くなる可能性はあります。

 

可能性という表現に留めているのは、明確に育毛剤の効果としては謳われていない上に、白髪というと白髪染めで済ませてしまう人が圧倒的に多いからです。

 

しかし髪の毛が生成される細胞の働きと、生成された髪の毛を黒くする細胞の働きを見ていくと、育毛剤の効果が髪を黒くできる可能性は導き出されるものと考えます。

 

参考文献 : 白髪の原因と予防対策

 

白髪が生成される原理を簡単にまとめると、まず髪の毛を作っているのは毛根にある「毛母細胞」です。一方で「色素細胞」というものが、髪の毛の黒さの元であるメラニン色素を作っており、生成された髪の毛と合成していくことで「黒い髪の毛」ができていくのです。

 

白髪ができるのは、「色素細胞」の働きに異常が出たり、活動が弱まることで色素が生成されなくなるため、色素に染まっていない髪の毛が生えてきてしまうということ。

 

白髪を抜いても、また同じところから白髪が生えてくることありますよね。これはまさに髪を作る「毛母細胞」は生きているけど、「色素細胞」は活動していない状態にあるのです。

 

育毛剤で白髪予防ができる成分

 

ここで話を戻して、育毛剤の白髪への効果に触れていきます。

 

育毛剤に求められる効果は、「毛母細胞」にダメージを与える悪性ホルモンであるDHTの活動を抑制し、毛母細胞が弱ることを防ぐのが一つ。

 

もう一つは「2つの細胞」が活動するための栄養を送るのに必要な、「血液の循環」を促進して細胞に栄養を送る効果があります。

 

色素細胞がメラニン色素が生成できなくなる原因にはいくつかあります。

 

血行促進

 

老化による細胞そのものの劣化もありますが、まだ30代、40代から白髪を発生する場合には、一番直結しているのが頭皮の血行不良による栄養不足です。

 

毛母細胞・色素細胞ともに、栄養は頭皮の細い毛細血管を通して、血液から得ているのです。そのため血流悪化や血液中の栄養不足などによって、細胞の活動が低下してしまうことがあります。

 

その他にも睡眠不足や精神的なストレスによる自律神経の異常で、頭皮の毛細血管が萎縮してしまうこともあります。突き詰めていけば頭皮の血行不良に行き着くということ。

 

育毛剤には「血行を促進する成分」が複数配合されているものもあるので、普段の生活の見直しとともに併用していくことが効果的です。

 

育毛剤の種類によっては、髪の毛の元となる「アミノ酸」や、メラニン色素を精製するのに必要となるビタミン・ミネラルを配合していて、間接的に色素の精製にも役立つ成分が含まれているものがあります。

 

栄養は日々の食事などからきちんととっていくべきものですが、育毛剤を使用することで外からも栄養を与えることになり、相乗効果が期待できるということです。

 

育毛剤を使ったからとはいえ、完全に白髪が黒くなることは断言できないのですが、白髪の発生を予防することには繋がります。薄毛の予防・発毛の促進とあわせて使っていきたいのであれば、しっかりと成分を見て使っていくようにしたいです。

 

参考 : 抜け毛予防以外にも成分が豊富な育毛剤

 

頭皮マッサージなどで血行をよくすることで、髪にしっかりと栄養を行き渡らせることで髪にもいい影響を与えます。ただ、気になるからと安易に白髪を抜いてしまうと、髪の毛が生えてこなくなる可能性もありますので、抜くことへの危険性についても触れておきます。

 

白髪は抜いても毛は黒くならない!頭皮トラブルのもと

気になる白髪

 

加齢と共に増えてくる白髪、気になりますよね。若い方でも、体質的に白髪の生えやすい場合があります。

 

髪の毛が白いと年齢より老けてみえてしまったり、苦労して疲れているように見られたりします。黒くつやのある髪にしたいと、髪を染めてみたりする方も多いでしょう。

 

白髪がたくさん生えている場合は別ですが、黒髪の中に1~2本くらい白い毛が混じってるとついつい抜きたくなるのもわかります。

 

しかし白髪はむやみに抜いてはいけません!

 

白髪を抜いてしまっても、抜いた場所から毛が生えてこなくなるということはありません。ですが、抜くことで毛根を痛める可能性があり、その結果生えなくなる場合はあります。

 

また、抜いた毛穴に雑菌などが入り込んでしまい炎症を引き起こす可能性もあります。炎症が悪化してしまうと、ニキビができたり頭皮にも悪影響になり頭皮トラブルにもつながります。

 

そのため、白髪を抜くのはやめておいたほうがいいという結論になります。

 

また、仮に白髪を抜いてしまった場合も、同じ場所から生えてくる毛は白髪の確率が高いです。色素を作る細胞がすぐに活動を再開したり、機能が戻ることはないからです。

 

結果的に抜いたからといって減りもせず増えることもありません。なので抜くことで白髪予防になることはありません。メラニン色素を生み出す力が弱まったため、毛の色が白くなるので、抜いてもしばらくしたら白い毛が生えることになる率が高いです。

 

気になったら抜かずにハサミ等で切るようにし、どうしても気になるのであれば一時的ではありますが「白髪染め」を使ってみる。

 

一朝一夕では改善しませんが、薄毛の予防とあわせて育毛活動をして、白髪の予防にも意識を向けていくようにしましょう。

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