育毛剤を使うよりも病院で治療すべき薄毛の症状
育毛剤を使ったけど効かなかった・・・。一人で悩む前に育毛剤にただ頼るよりも、薄毛治療専門医検査をする、皮膚科を受診して治療ことが推奨される場合についてまとめています。
育毛剤はハゲに悩む人にとって、一般的には最後の希望を託す「生やすための手段」です。朝起きたときや、お風呂の排水溝の抜け毛に戦慄して、育毛剤をネットで調べ始めるという人も少なくはないでしょう。
このページを見てくれているあなたも、効果があって口コミや評判の良い育毛剤はあるかどうか?というところが最大の興味だと思います。
しかし、抜け毛・薄毛の原因は多岐にわたり、一概に育毛剤で解決できるというものではない場合もあります。育毛剤を使ってみたけど、生えてくるような兆しが全くないというような場合は、育毛剤では効果が出ない薄毛の症状になっている可能性を考えます。
具体的にどのような場合に病院で薄毛治療をしたほうがいいのか?参考となるべき事例をご覧ください。
円形脱毛症ができている場合
円形脱毛症は普通の脱毛による薄毛と違い、自己免疫系のトラブルによって起こります。
免疫系のトラブルが起こると、人間の皮膚には以下のような影響が出ることがあります。
- 頭皮の皮脂分泌の異常・・・乾燥してガサガサした地肌になる
- 頭皮の皮膚の炎症・・・皮膚が荒れて赤くなりニキビなどができる
- 頭皮の血行不良・・・髪を作る細胞に栄養が届かない
正常に皮膚を保護するバリア機能が低下したり、髪の毛を作るための栄養が滞ったりします。これらが起こることで、一時的に毛が抜ける仕組み。免疫系のトラブルは頭皮全体ではなく、部分的に点在して起こるために円形に毛が抜けたりします。
育毛剤は髪の毛の成長を促進したり、抜け毛の原因である男性ホルモンを抑制するのが主な役目であるため、人間本来の免疫機能を治療することはできません。
明らかに大きな円形脱毛ができていたり、部分的(生え際や頭頂部を除く)に毛が薄い部位がある場合、まずは皮膚科を受診して適切な治療薬を処方してもらったのちに、免疫の異常となっている原因を治す治療を行っていきます。
育毛剤を使うのは、抜けた部分の頭皮が正常に戻った段階で使っていくことで、元のように髪が生えそろうのを補助できます。いきなり育毛剤を使うのではなく、まずは病院へ行ってからという順番の違いがあることを覚えておいてほしいです。
側頭部などが目立って薄くなる場合
側頭部が薄くなる人は実はあまりいません。側頭部は男性ホルモンの影響を受けにくく、かなりハゲが進行した場合でも残りやすい部位です。
それだけに側頭部が目立って薄くなる場合は、円形脱毛と同じく何らかの頭皮の異常やトラブルを疑うべきなのです。
むしろ小さな円形脱毛があちこちにできて側頭部が薄くなるケースが多いため、総合病院の皮膚科・薄毛専門外来で診察をしてもらうようにしましょう。
10代、20代前半で目に見えてハゲている場合
あまりにも若い世代、10代後半から20代頃ですでに地肌が目立ったり、抜け毛が多い場合にはAGA(男性型脱毛症)を疑うべきです。
AGAは男性ホルモンの影響で抜け毛が促進されるもので、体質によって影響の受けやすさがことなります。影響を受けやすい人はハゲの進行が早く、みるみるうちに薄毛になっていくために早期の対策が必要。
初期の段階であればAGA対策成分を多く含んだ育毛剤イクオスなどで対処できる場合もありますが、すでに地肌が透けてきているような場合には、早めに病院にて治療を受けること。
事故・ケガで部分的に毛が生えてこない場合
髪の毛は、毛根にある毛乳頭細胞・毛母細胞が髪を作り出して成長します。髪は抜けても細胞そのものがなくなるわけではないので、細胞が生きている限りは何度でも生え変わっていきます。
しかし、ケガなどの大きな衝撃で部分的に細胞が死んでしまうことがあります。事故などで頭を打ってケガをしたりすると、その傷口の部分からは髪が生えてこなくなってしまうこともあるのです。
育毛剤は髪を作る細胞があってこそ、成長を促進した栄養を補助するものです。細胞が死んでしまった部位は育毛剤では再生できないため、この場合も一度病院で検査をしてもらうべき
大きく地肌が見えてハゲ上がってる場合
育毛剤は万能ではありません。髪の毛は皮膚の切り傷のように、すぐに修復するものではなく、半年以上の長い時間をかけて向き合わなければいけません。
すでに大きくハゲてしまい、完全に髪の毛がない部分がある場合や、頭皮の地肌が顔などと同じように肌色っぽく変色している場合には、育毛剤では満足な効果が期待できないです。
・まだ毛自体は全体にある・・・早期に細胞を活性化させられる
・生えてない場所が多い・・・まずは毛乳頭を呼び起こすところから始まる
どの段階で育毛剤を使うかで、生えるのに必要な時間と得られる効果は大きく異なります。このため人によって効果が出るスピードも違いますし、生えてくる髪の毛の質も細胞の状態次第で異なってくるのです。
市販の育毛剤を根気よく使い続けて生える人もいますが、ほとんどは効果がないとあきらめてしまうのが現状。生えるかどうかわからない状況の中、変化も乏しく半年、1年と使い続けていくのは普通の人ではまず無理です。
こんな時には病院で医師と治療したほうが、効果の面と精神的な面の2通りのメリットが受けられます。
効果の面では、最初に検査をしたうえで、現状の薄毛の状態に即した治療法を個人に合わせて処方してくれるため、自分の判断で買うよりも確実性は増します。
精神的にも、毎月の通院の中で変化を医師が記録しながら治療してくれます。先が見えにくい薄毛治療において、一人で治療するのではないというのは大きな支えになるのは間違いありません。
また、育毛剤の副作用などに対する不安もなくなります。検査の上で薬の作用をチェックしてくれる上、何かあった時に頼れる場所があるのは大きな違いですね。
薄毛治療を受ける場合にどんな病院へ行くべきか?
髪の毛・頭皮のトラブルの場合に行くべき病院は、2通りの選択肢があります。
総合病院・皮膚科を受診する場合
頭皮の炎症トラブルや、かゆみなどが出ている場合には、総合病院の皮膚科で対処してもらえます。
しかし頭皮専門ではないため、十分な治療を受けられないこともあります。塗り薬を処方して様子見、という一般の風邪などの診察と基本は同じ。
全国どこでも病院はありますが、担当してくれる医師がどれだけ頭皮のトラブルと接してきたかどうかで、受けられる医療の質に差が出やすいのがデメリットになります。
薄毛治療専門病院を受ける場合
病院で薄毛の治療を受ける場合には、頭皮のトラブルやハゲとだけ長年向き合ってきた医師に勝るものはないと考えています。
治療の実績だけではなく、処方する育毛剤の副作用のデータなども豊富に持っているため、効果と安全面の両方で充分な治療をうけることができるのがメリット。
今では薄毛治療院はあちこちに増えましたが、できる限り長く治療をしていて、治療患者の数が多いところを選ぶのが間違いない選択だと考えています。
まずは信頼できる医師に診察をしてもらいたいという場合は、ヘアメディカルグループの病院が安心できます。
薄毛治療実績は国内でも最も古く、様々な薄毛の症状を蓄積していることが安心の理由。検査料は¥15,000円程で、症状に合わせた個人個人の施術をしてくれるのが特徴です。
全国に病院を増やしているクリニックとしては、AGAスキンクリニックが全44都道府県展開しており地方でも行きやすいです。
AGAスキンクリニックは初診の検査料を無料で行っているなど初期負担が少ないのが特徴です。
育毛剤を使うならば成分をよく確認
一般にネットや薬局で市販されている育毛剤は、配合されている成分の違いによって大きく性質が異なります。
育毛剤というくくりだけで判断してしまうのは少し危険。危険というよりも、結局効果が得られずにお金の無駄になることがあるということです。
忙しくて病院へは行けない、近くにないので育毛剤で対処したいという場合には、成分をしっかり見て「見せかけだけの育毛剤」に惑わされないようにしましょう。