育毛トニック

 

抜け毛が気になり、そろそろ薄毛対策を何か始めようと思ったときに、まず思い浮かぶのは育毛剤。しかし市場には育毛トニックと呼ばれるものも販売されており、違いは何があるのか良くわからない人も多いと思います。育毛剤とトニックの違いは何が違うのかをまとめてみたいと思います。

 

ウィキペディア・・・ヘアトニック

 

まずはお馴染みのウィキペディアなどで調べてみると、いわゆるヘアトニックというものは以下の効果を期待できるヘアケア商品であるということ。

 

  • フケや頭皮の悪臭を防ぎ頭髪を清潔に保つ
  • かゆみを防ぎ健康な頭皮を保つ
  • 抜け毛を予防して育毛を促進する

 

このような用途で頭皮に使うために開発されたものと言われており、代表的な育毛トニックとしてよく目にする「花王製のサクセス」なども、この目的で開発されているのが分かります。

 

単純に目的だけを比較して見てみれば、育毛剤に期待できる効果とそんなに大きくは変わらないです。頭皮の健康を保ち、フケや痒みの原因となる炎症を抑えつつ、抜け毛を防止して髪の毛の成長を促進するという点では共通事項だからです。

 

ではなぜわざわざ名前を変えているのか?トニックと育毛剤どっちが優れていて使うべきなのかを順に見て行きましょう。

 

なぜ育毛剤と育毛トニックと言うように名前を分けている?

これは化粧品メーカーがワックスなどの整髪料と分けることで、購入者が勘違いして目的を見誤らないように名前を分けてつけている部分が大きいと考えられます。

 

育毛剤だけ販売しているメーカーではトニックという商品のラインナップはまず見かけません。化粧品メーカーとして様々な髪の毛に関する商品を持っているメーカーならではの配慮ともとらえることができると思います。

 

ちなみに欧米では、整髪料自体をヘアトニック。育毛剤はヘアグロースというように明確に分かれており、これも日本に入ってきたときにごちゃごちゃになってしまっただけとも考えられますね。

 

では育毛トニックと育毛剤ってどっち使えばいいの?

育毛トニックっていうと、なんというか語呂が良くて効きそうな感じがするじゃあないですか。大手のメーカーが作ってることだし、薄毛に悩んだらまずはこれを使ったほうが良いのかしら?と思いますが本当のところってどうなんでしょうか?

 

育毛課長としては育毛トニックはわざわざ買って使うべきものではない・・・と考えています。

 

私は大学生のころから髪が薄くなってきていたので、将来ハゲないようにそろそろ髪の毛の手入れもしっかりしておかなきゃなぁと思いながら、薬局でサクセスを買って使っていました。もう15年以上も前のことですから、ある意味育毛トニックって歴史だけはものすごくあるんですよね。

 

しかしどれだけ使っても特に変化があるわけでもなく、抜け毛が減っているようにも思えない。育毛トニックの説明を見ると、いかにも効きそうな成分が入っていそうなのですが、効果が無いのはなぜなのか?

 

結局真剣に育毛に取り組みだして育毛剤もしっかりと成分をみて選ぶようになってから、分かったことがあります。

 

育毛剤に入っていて、育毛トニックに入っていないもの。それは男性ホルモン由来のAGAの抜け毛物質である、DHTと言う成分を抑制できる成分がトニックには入っていないことです。

 

DHTを抑制することは、AGA専門治療の医師による発毛治療でも基本となっているもので、医学的にもDHTをまずは抑制しないと抜け毛を根本的にとめることはできず、発毛促進もくそもないというのが常識的になってきています。

 

育毛トニックにも薄毛予防の効果成分が入っていることがありますが、DHTの抑制について書かれている成分を見たことがないのです。確かに独自の研究では何らかの抜け毛予防効果があったと思われるのですが、自社研究の範囲に留まっていると言わざるをえません。

 

DHT抑制成分は医薬品のほかにも、天然植物エキスなどで効果があるものが分かっていますが、それらをしっかりと配合しようと思えばコストはかかります。たしかに育毛トニックは安いものが多いのですが、結局激安な販売価格を考えれば必要な成分すら使えていないということになります。

 

単純に安かろう悪かろうをいうことは控えます。目的が抜け毛予防や育毛ではなく、なんとなくフケが多いとか頭皮が臭うからケアして行きたい人なら育毛トニックでも十分目的の効果を得られるでしょう。

 

しかし抜け毛を減らして髪の毛を増やしたい!というのであれば、育毛トニックでは完全に役不足と言わざるを得ないのです。

 

あなたは本気薄毛を治して育毛したいですか?

本気で薄毛を克服したいというのであれば、いかに安くても根拠の希薄なものを買うのはやめましょう。お金での問題はないんですよ、重要なのは限られた時間!抜け毛は時間と共に進行して毛根のダメージは蓄積していますから、育毛ケアに余計な時間を使うべきではないのです。遠回りしている分、損していることになります。

 

ガッツリ薄毛が進行してからでは、元に戻すにはさらにお金も時間も必要になってくるでしょう。薄毛が気になってきたというのであれば、限られた人生の時間で失敗はして欲しくないです。

 

本気で薄毛を治すのであれば、育毛トニックではなくて抜け毛防止・発毛治療をしてくれる専門医にまずは相談してください。詳しくは育毛剤を使うかAGA専門治療院に行くべきか?で解説していますが、現実的な費用で確実な育毛をするのであればこちらがおすすめです。

 

忙しくて自宅でしか育毛できない、近くにクリニックなどが無くて通院できないということであれば、育毛剤をつかうにしても本当に抜け毛予防の成分が入っていて、その上で髪の成長も促進してくれるという育毛剤を使ってください。

 

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