育毛シャンプーで毛が生えるという効果の根拠はどこにある?

まず初めに、どれだけ高価な育毛シャンプーを使っても、薄毛や抜け毛の根本の原因の解決にはならない!ということを踏まえてまとめていきます。

 

育毛剤と同じくらいに重要なものとして、育毛シャンプーは非常にたくさんの種類が売られていますよね。頭皮を清潔に保ち、余分な皮脂を優しく洗い流し、育毛剤の浸透を助けることで、髪の毛の成長を助けるという謳い文句の商品がほとんどです。

 

でもシャンプーを使っていれば髪の毛が生えるというのは少々大げさ。中にはシャンプーだけにお金をかけてる人もいますが、非常に勿体ないことをしています。

 

まずは育毛シャンプーの目的と、生えるのかどうか?という根拠の部分について解説していきましょう。

 

育毛シャンプーの成分がどれだけ浸透するのか疑問

育毛シャンプーには、育毛剤と同じくらいの天然保湿成分や、頭皮に栄養を与えるための成分が配合されていたりします。

 

これらはいかにも髪の毛によさそうで、生えてくる手助けをしてくれそうなんですが、そもそもシャンプーって洗い流しちゃうわけですよね。

 

育毛剤の浸透

 

育毛剤そのものですら、浸透力を高めるために各メーカーが工夫をしていたりするのに、まずこのシャンプーに配合される成分が頭皮から浸透して、髪の毛の成長に影響を及ぼしてくれるということは期待しない方が良いでしょう。

 

中には勘違いしてる人もいて、育毛シャンプーはしっかり流さないほうが成分が残っていい!とかビックリするような話も聞いたことありますが、シャンプーの洗浄成分や油分が頭皮に残れば、ニキビや炎症の原因になるのは明白です。どんなに優れたシャンプーであっても、しっかり時間をかけてシャンプー液を洗い流すべきことです。

 

では、育毛シャンプーとかは使う意味がないかというとそうではありません。

 

シャンプーの目的は髪が成長する土台を作ること

育毛シャンプーを使うことで、髪の毛が成長できる土台となる頭皮環境を整える手助けになります。

 

普段から頭皮のかゆみが気になったり、フケが出てスーツの汚れが気になるようならば、頭皮の環境を整えるという点で評価できるものです。

 

頭皮トラブルの原因

少なくとも育毛シャンプーを使ってみようと興味を持った時点で、抜け毛が増えてきていたり、頭皮が薄くなっているなど自覚症状はあると思います。

 

図解を見てもらうと分かるのですが、男性型の薄毛症状であるAGAの原因物質であるDHTというホルモン由来の酵素は、頭皮の皮脂を異常にたくさん分泌させるような指令も出してしまいます。

 

AGAとDHTについて詳しくはこちらの記事でも解説

 

正常な状態以よりもたくさん分泌されている皮脂はトラブルの原因になるので、シャンプーできちっと落としてあげることが大切。

 

ここで、ただ皮脂を落とすだけならば、普通の薬局で安く売ってるシャンプーでも問題ないはずですが、一般的な激安シャンプーは合成洗剤が使われており、洗浄力が強すぎるのが問題となっています。

 

頭皮環境が崩れた状態で強すぎる洗浄力で洗えば、過剰な脂はおろか皮膚の保護に必要な皮脂まで根こそぎ取るので、乾燥による皮膚トラブルを起こしやすい状況に陥ります。

 

育毛シャンプーは天然の洗浄力で適度に皮脂を落とす

 

育毛シャンプーは頭皮のバリア機能である皮脂をとりすぎず、汚れを適度に落とすことにような安全性の高い洗浄成分が使われています。それだけに値段が高価ですが、、わざわざ洗浄成にこだわるのには、皮脂を取りすぎて乾燥することで引き起こされる頭皮のトラブルを軽減するためです。

 

冬の乾燥する時期に手洗いをするとき、石鹸でしっかり泡立ててゴシゴシ洗うと手の甲などがカサカサ乾燥したりしませんか。強い洗浄力でゴシゴシ洗えば皮膚のハリを保つような脂分まで根こそぎとってしまうため、乾燥して外部からの刺激に弱くなります。

 

頭皮でも同じことが言えますから、乾燥した頭皮は「フケ」ができやすくなり、かゆみの原因になります。それが原因で頭皮を掻いたりすることで、頭皮ニキビや腫れ物の原因になります。

 

乾燥した頭皮にできるフケ

 

こちらは乾燥した頭皮にできたフケが毛穴を詰まらせている写真です。頭皮に付着した細かな汚れもありますが、皮脂によって吸着してしまっており、落ちにくい状況になっています。※写真の無断使用厳禁

 

育毛シャンプーは洗浄力を低く抑えつつ、保湿成分や育毛によい成分をわずかでも留めることによって、髪の毛の成長の妨げとなる頭皮のトラブルを防ぐことが目的なんです。

 

育毛課長の育毛シャンプー考察まとめ

育毛シャンプーを使うこと自体は悪いことであるとは思っていません。育毛課長自身も育毛を始めてから育毛シャンプーは使い続けており、少なからず相乗効果はでたうえで育毛に成功できたとも考えています。

 

しかしその前にやるべきことがあります。男性の主な薄毛症状AGAの原因である、DHTという抜け毛要因を取り除いていかなければ、どれだけ頭皮をキレイにしても意味が無いということです。

 

髪の毛が育つ土壌を整えることは大切ですが、土の中(頭皮の細胞内)に存在する「害虫」を駆除して減らしていかなければ、どれだけ栄養を与えてもシャンプーを使ってもあまり意味がないのです。

 

まずはDHTの抑制効果の高い成分を含んだ育毛剤を使って自宅で治療をしていくか、AGAクリニックで医師の診断の元「医薬品」処方による治療をしていくことにお金をかけるべき。

 

シャンプーだけの謳い文句に惑わされて、最適な薄毛の治療機会を逃さないようにだけ気をつけていってください。まずはやるべきことをやり、その上で育毛シャンプーは補助として使っていくのがベストです。

 

※現在育毛課長が使っているシャンプーがチャップアップのシャンプーであるCUシャンプーというもの。DHT抑制成分が市販育毛剤としては最も多く評価している育毛剤メーカーのシャンプーとして、育毛剤のとの相性等も考えて作られています。

 

高級志向

 

育毛には一つ一つの行動に、しっかりと目的を持ってお金を使っていきましょう。

 

関連記事 : 育毛シャンプーでは抜け毛は減らない!抜け毛予防で効果無しとする理由

 

ページの先頭へ戻る