キャピキシルがミノキシジルの3倍効果とは本当なのか?

キャピキシル

 

誰もがあこがれるフサフサな頭皮・・・

 

いまや男性のみならず女性まで真剣に悩む人が増えているのが薄毛の悩みであり、育毛剤も非常にたくさんの種類が発売されており、発毛外来といって薄毛治療を専門に行う病院クリニックも増えてきました。

 

そんな中で今一番の注目は、キャピキシルという生えるための育毛成分!

 

嘘か誠か、医薬品として薄毛に効果があるとして知名度の高いミノキシジル(リアップやロゲイン)の3倍の効果を持つということで話題になっています。

 

今回はそのキャピキシルの効果について育毛課長が検証してみたことをまとめてみることにしました。

 

キャピキシルがミノキシジルの3倍効果あるという根拠は?

キャピキシルがこれだけ注目されるのは、育毛に関するきちんとしたエビデンス(科学的根拠)を公開していることです。

 

開発したカナダの化粧品メーカー「ルーカスマイヤー」はキャピキシルを使用した臨床試験を行っています。英語なので分かりづらいですが、30人のAGAによる薄毛患者に対して4か月使用してもらい、使用前と使用後の毛髪の量を測定したというもの。

 

この結果を要約すると、キャピキシル使用者は測定前に比べて46%の毛髪が増加。一方使わない場合は、33%も減少してしまっていたと公開されています。

 

ただ、データを見てわかったことは、毛髪増加のデータはミノキシジルとの対比ではありません。ミノキシジルとの対比は、「発毛を促す細胞の活性具合」という見た目にはわからない分子レベルでの作用データであるため、イマイチすごさが理解しずらいです。

 

キャピキシルを使ったか使わないかでは確かに薄毛改善に有効であるとしていますが、ミノキシジルの3倍生えるというわけではないのは少し残念。

 

それでも、少なくとも現行の育毛剤でこうした臨床データをまとめている成分はほとんどないのが現状であり、毛量の明らかな増加という結果が出ている成分であることから期待はしてよいと考えています。

 

キャピキシルが副作用なく使える理由と効果の仕組み

キャピキシルは、アカツメクサ花エキスに加え、アセチルテトラペプチド3という2種類の成分によって構成されるもの。

 

アカツメクサ

アカツメクサは、日本で「ムラサキツメクサ」と呼ぶもので、一般的な白いものとは違って紫の花をした植物。

 

この花に含まれるビオカニンAという成分がAGA(男性型脱毛症)の原因である5αリダクターゼ酵素を阻害する効果があります。こちらはプロペシアなどの医薬品でもお馴染みの効果で、生え際や頭頂部に代表される男性型の薄毛(AGA)治療には不可欠の要素。

 

これにプラスされるアセチルテトラペプチドというのは、4つのペプチド(アミノ酸)で構成されるもので、細胞の修復作用が高く「毛包」という髪の毛を作っている細胞の破壊を食い止めてくれるということ。

 

 

 

少し難しい横文字も出てきましたが、細胞を破壊する要因を取り除くと共に、細胞を保護するための成分を複合的に絡み合わせることでキャピキシルという非常に高い効果を持った成分を構成しているということなんですね。

 

医薬品のような副作用の報告がない成分

これだけ高い成分となれば、気になってくるのは「副作用」ですね。

 

今までの傾向では効果の高いものほど、それに対応した副作用を併せ持つのが常でした。ミノキシジルによる頭皮の荒れや体内から作用するプロペシアなどにはいまだ抵抗がある人も多いでしょう。これらはそもそも育毛専用に生まれた薬ではないということもあり、少なからず体質によって副作用はもたらします。

 

一方キャピキシルは植物由来の成分とアミノ酸が複合された育毛成分であることから、頭皮に大きなダメージを残すような副作用の心配はないといえるでしょう。

 

※ただし植物由来のエキスということで、かぶれなどは起こる可能性がありまったく副作用がないということは無いです。また、配合されるほかの成分による副作用なのかは判別できないです。アレルギーで肌が荒れたことが有る人は、必ず育毛剤ごとの成分をしっかりと見て、返金保証の期間があるうちにゆっくりと試してから使うようにするべきですね。

 

キャピキシルを含む育毛剤で評価の高いもの

キャピキシルを配合した育毛剤はまだまだ少ないです。

 

今後は確実に増えてくると思いますが、現在私が検証している育毛剤でも高い効果の代償として1本辺りの単価が高くコストがかかるのであると思われます。普及にしたがって価格競争もおき、徐々に値段も下がってくると見ていますが、発展段階ということで今後に期待したいですね。

 

現在レビューをしているキャピキシル配合育毛剤は以下の3種類

FINGIAフィンジア

フィンジア

 

キャピキシル濃度5%配合育毛剤の中では最も価格が安く、コスパがよいフィンジア。副作用の無いミノキシジル誘導体という新成分「ピディオキシジル」も配合しており、キャピキシル育毛剤の効果を存分に試すことができる。

 

バイタルウェーブ

バイタルウェーブ

 

バイタルウェーブはキャピキシル5%配合とともに、リデンシルを配合しつつも価格を抑えてきていて注目されている育毛剤。今まで見たことない乳白色の育毛液が特徴ですが、浸透力に独自の技術を採用するなど、価格以上の性能を持っているのが特徴。特徴的な使い方は慣れが必要ではあるが、新成分を低価格で使ってみたい人には一つの候補となりえる育毛剤。

 

モンゴ流Deeper3D育毛剤

deeper3d

 

独特のガラススポイトで塗るピンク色の液体が衝撃的であるが、それは優れた成分の証。キャピキシルをいち早く取り入れ、さらに「成長因子」も配合している。2016年のリニューアルで、リデンシルという成分も配合。それだけに値段も最強クラスなので、長く使うには予算の確保が必須となる。

 

この3種類が市販で買えるものの中では、キャピキシルを高濃度5%配合しており効果が期待できるもの。それぞれ特徴があって色々な意味で濃い育毛剤たちなので、使ってみようと思う際はぜひじっくりとレビューを診て選んで欲しいです。

 

とことん成分にこだわり、多少コストが高くても髪の毛のためには金は惜しまん!という人はぜひキャピキシルをチェックしてみる価値はあると思います。


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